55 筋と付着部の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
2.縫工筋・・・下前腸骨棘
3.短内転筋・・・恥骨上枝
4.長内転筋・・・恥骨結節
【解説】
恥骨筋は、恥骨櫛(恥骨上枝にある)から起こり、大腿骨後面上部の恥骨筋線に付きます。
縫工筋は、上前腸骨棘の下部から起こって、脛骨粗面の内側(鵞足)部に付きます。
短内転筋は、恥骨下枝の外側から起こって、大腿骨の恥骨筋線の下方と大腿骨の粗線(内側唇)上部に付きます。
長内転筋は、恥骨の前面で恥骨結節と恥骨結合の間から起こって、大腿骨後面の粗線(内側唇)の中央1/3に付きます。
股関節の内転筋群については、付着部が分かりにくいため、一度は正確な付着部を確認する必要があります。
大腿二頭筋、長頭は坐骨結節、短頭は大腿骨の粗線(内側唇)下部から起こって、膝窩の外側を下り腓骨頭に付きます。
大腿骨頸部の筋付着部を転子窩ととらえると、外閉鎖筋、上双子筋、内閉鎖筋、下双子筋、坐骨大腿靱帯などが付きます。
下前腸骨棘には、大腿直筋、腸骨筋の一部が付きます。
腓骨頭には、大腿二頭筋、長腓骨筋の一部、ヒラメ筋の一部が付きます。
答え:4,5