第50回理学療法士・作業療法士国家試験問題の解説(共通問題50A52) 下肢の筋と支配神経 2016 7/22 広告・PRあり PT-OT-ST国家試験関連 10/11/201507/22/2016 52 筋と支配神経の組合せで正しいのはどれか。 1.腸骨筋・・・大腿神経 2.大殿筋・・・上殿神経 3.小殿筋・・・下殿神経 4.前脛骨筋・・・脛骨神経 5.内閉鎖筋・・・閉鎖神経 【解説】 筋の支配神経に関する基本的な問題です。 腸骨筋は、大腰筋とともに腸腰筋を構成する筋です。 腸骨筋は大腿神経支配、大腰筋は腰神経叢からの枝から支配されています。 大殿筋は、下澱神経支配の筋です。下澱神経に支配される筋は大殿筋のみです。 小殿筋は、上殿神経支配になります。 上殿神経に支配される筋は、中殿筋、小殿筋、大腿筋膜張筋の3つです。 前脛骨筋は、深腓骨神経支配の筋です。 深腓骨神経に支配される筋は、下腿の前面にある筋で足関節を背屈させる筋群が含まれます。 ちなみに浅腓骨神経に支配される筋は、長腓骨筋と短腓骨筋になります。 脛骨神経に支配される筋は、下腿後面にある筋で足関節を底屈させる筋になります。 具体的には、腓腹筋、ヒラメ筋、膝窩筋、足底筋、後脛骨筋、長母趾屈筋、長趾屈筋があります。 内閉鎖筋は、股関節の回旋筋群に分類され仙骨神経叢から支配されます。 股関節の外旋6筋は、梨状筋、上双子筋、内閉鎖筋、下双子筋、大腿方形筋、外閉鎖筋からなりますが、 外閉鎖筋のみ閉鎖神経支配で他の筋はすべて仙骨神経叢から支配されています。 答え:1 Sponsored Link PT-OT-ST国家試験関連 よかったらシェアしてね! URLをコピーする URLをコピーしました! URLをコピーしました!