<解説>第50回理学療法士・作業療法士国家試験問題(共通問題50P54)肩関節の筋、(共通問題50P57)深腓骨神経支配の筋


54 筋と支配神経の組合せで正しいのはどれか。

1.小円筋・・・腋窩神経

2.棘上筋・・・肩甲下神経

3.三角筋・・・肩甲上神経

4.大円筋・・・肩甲上神経

5.肩甲下筋・・・腋窩神経


【解説】

上肢帯の筋に関する設問です。上肢帯(肩甲骨鎖骨)から上腕骨に付く筋が上肢帯の筋で、腕神経叢の枝から支配されています。

腋窩神経支配の筋は、三角筋小円筋の2つ。髄節は、C5,6

肩甲上神経支配の筋は、棘上筋棘下筋の2つ。

肩甲下神経支配の筋は、肩甲下筋大円筋の2つ。

(リンク先参照。)

答え:1

 


57 深腓骨神経が支配する筋はどれか。2つ選べ。

1.長指伸筋

2.後脛骨

3.短腓骨筋

4.第三腓骨

5.腓腹筋


【解説】

下腿の筋の神経支配に関する設問です。

 

腓骨神経は、下腿前面にある筋を支配しています。具体的には、前脛骨筋長趾伸筋、第三腓骨筋、長母趾伸筋を支配します。この神経が障害されると、足部の背屈が不能となり下垂足となります。

 

腓骨神経は、下腿外側にある筋を支配しています。具体的には、長腓骨筋短腓骨筋の2つです。

 

脛骨神経は、下腿後面にある筋を支配しています。具体的には、下腿三頭筋腓腹筋ヒラメ筋)、足底筋膝窩筋、後脛骨筋、長趾屈筋、長母趾屈筋です。脛骨神経が障害されると、爪先立ちができなくなります。

答え:1,4

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