ブログで解説!51回理学療法士国家試験問題 51A13(ハムストリングスの伸張)


13. 他の筋への影響を最小限にしてハムストリングスの伸張運動を行う場合、適切でないのはどれか。

51A13
 

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【解説】

ハムストリングス

大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋の3つの筋からなります。

大腿二頭筋の短頭は、大腿骨から起始する1関節筋ですが、それ以外の筋は全て坐骨結節から起始して膝関節をまたぐ二関節筋となっています。

 

ハムストリングスは膝関節へは屈曲、股関節へは伸展する作用となります。

 

ハムストリングスを伸張(ストレッチ)するには?

膝関節を伸展させることと股関節を屈曲させることを同時に行う必要があります。

 

ここで、図をみてみると、どれも股関節屈曲、膝関節伸展をさせていますので、どれもハムストリングスを伸張させる要素はあります。

 

あとは、他の筋の影響をどうするかです!

 

膝関節の伸展を邪魔したり、股関節の屈曲を邪魔したりする筋があれば、効率よくハムストリングスを伸張することはできません。

 

股関節の屈曲を邪魔する筋には、股関節の伸展筋である大殿筋がありますが、これは、どの図においても同様に差がありません。

 

問題は、膝関節についてです!

 

膝関節の伸展を邪魔する筋

腓腹筋(、足底筋)があります。(厳密には、足関節を背屈させると短縮する脛骨神経なども影響する可能性があります。)

 

この筋は足関節の底屈、膝関節の屈曲に作用する二関節筋であるため、足関節を背屈させると筋が短縮してしまい、膝関節の屈曲が起こりやすくなります。

言い換えると、膝が伸展しにくくなってしまうということです。

 

もう一度ハムストリングスを伸張を考えると?

腓腹筋の影響を最小限にする必要があります!

 

そのためには、足関節を底屈した状態(背屈させない状態)で伸張を行う必要があります!

 

図では、1のみが、強制的に足関節を背屈させているため、膝の伸展への影響が最も高くなっています。

仮に、腓腹筋が短縮していれば、ハムストリングスが伸張される前に、腓腹筋がその邪魔をすることにもなります(腓腹筋のストレッチとなります)。

 

答え

図1.

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