重心線(plumb line)は、どこを通る? 肩こりの原因?

重心線の位置は、非常に重要です。
我々が、健康な時は普段気にすることは
ありませんが、

足に怪我をしたり、ふらつきがある、
腰痛など、身体のどこかに不調をきたした
状態では重心線の通る場所が症状を
良くも悪くもする結果となります。

もちろん、重心線をコントロール
することで安定した歩行や走行を
得ることができますので、プロの
スポーツ現場や医療の治療場面でも
活用される基盤になる知識です。

ここでは、立位において理想とされる
重心線の位置について書いています。

以下を通ります!!

通過するポイントは、詳細な解説ページへ
リンクするようにしています。
参考にしてください。

頭頂部から床の方向へ向かっての
重心線が通る位置を示しています。

目次

矢状面での重心線(plumb line)の位置

冠状縫合(かんじょうほうごう)のやや後方

 

耳垂(じすい)

(外耳孔、歯突起

 

肩峰(けんぽう)

 

肩こりの原因は?

⇒耳垂から下した重心線が、
肩峰よりも前を通る場合、
頭部が体幹の前方に位置すること
となり、頭が前方へ倒れるのを防ぐ
ことが必要となります。

そのため、頭部を後方から引っ張る筋
僧帽筋板状筋後頭下筋群など)の
持続的な収縮が必要となります。

これが、姿勢からくる慢性的な
肩こり
の原因の一つです。

 

体幹の中央

 

腰椎の椎体

 

仙骨の岬角(こうかく)

 

股関節のやや後方(大転子

大腿骨には、前捻角(ぜんねんかく)が
あるため、股関節の後方に大転子があります。

 

膝関節のやや前方

膝蓋骨の後方)

反張膝(はんちょうしつ)では、
重心線は、膝関節の前方へ行き過ぎた
状態です。

また、膝関節の後方に重心線が
あれば、歩行時の膝折れの原因となります。

 

外果(がいか)のやや前方(2㎝程度前方)

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重心線の位置(画像)

オーソドックスな姿勢に関する図です。

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姿勢に関して参考になる本

セラピスト向けで姿勢に関する本も
多数でています。

重心線や姿勢を治療に取り入れたい
セラピストの方は、参考にされてください。

姿勢の教科書です。

スポーツ分野にも関係している本です。

 

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