目次
1. Danielsらの徒手筋力テストを図に示す。
段階5の抵抗を加える位置が正しいのはどれか。2つ選べ。
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解説
答え 4,5
1.肩甲骨の下制と内転
僧帽筋の中央および下部線維が肩甲骨の下制と内転の主動作筋です!
患者の肢位および手の位置などは正しいですが、
セラピストが抵抗を加えている部位が間違っています。
この場合、セラピストが抵抗をかける部位は、
上腕骨の遠位部(肘関節のすぐ近く)で抵抗をかける必要があります。
肘関節をまたいで抵抗をかけているので✖となります。
2.肩関節外旋
第9版では、正しい可能性があります。
第9版で使われている絵では正しいのですが、その説明文では、やはり抵抗を加える部位は前腕の遠位部となっています。
第8版では、抵抗を加える部位は、前腕遠位部に指二本(示指と中指)で行うように規定されています。
3.肘関節伸展
抵抗を加える部位は、手首の背面にする必要があります。よって✖
4.手関節背屈
正しいです。
主動作筋は、長、短橈側手根伸筋、尺側手根伸筋です。
5.母指MP関節屈曲
正しいです。
短母指屈筋が主動作筋です!
基節骨に抵抗を加えます。