第51回PTOT国家試験問題(国試)51A2<上肢のMMT>

 

目次

1. Danielsらの徒手筋力テストを図に示す。
段階5の抵抗を加える位置が正しいのはどれか。2つ選べ。

 

dane

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解説

答え 4,5

1.肩甲骨の下制と内転

僧帽筋の中央および下部線維肩甲骨の下制と内転の主動作筋です!

患者の肢位および手の位置などは正しいですが、

セラピストが抵抗を加えている部位が間違っています。

この場合、セラピストが抵抗をかける部位は、

上腕骨の遠位部(肘関節のすぐ近く)で抵抗をかける必要があります。

肘関節をまたいで抵抗をかけているので✖となります。

2.肩関節外旋

第9版では、正しい可能性があります。

第9版で使われている絵では正しいのですが、その説明文では、やはり抵抗を加える部位は前腕の遠位部となっています。

第8版では、抵抗を加える部位は、前腕遠位部に指二本(示指と中指)で行うように規定されています。

3.肘関節伸展

抵抗を加える部位は、手首の背面にする必要があります。よって✖

4.手関節背屈

正しいです。

主動作筋は、長、短橈側手根伸筋、尺側手根伸筋です。

5.母指MP関節屈曲

正しいです。

短母指屈筋が主動作筋です!

基節骨に抵抗を加えます。

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