体幹(頸部、胸腰部)の関節可動域測定(ROM測定)のまとめです。
日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による測定法です!
国家試験対策にも活用できます!
関節可動域測定法の手引き【上肢・手指】日本整形外科学会基準!
目次
頸部
cervical spines
運動方向 | 参考可動域 | 基本軸 | 移動軸 | 注意点 |
屈曲 flexion (前屈) |
60 | 肩峰を通る床への垂直線 | 外耳孔と頭頂を結ぶ線 | 頭部体幹の側面で行う。 原則として腰掛け坐位とする。 |
伸展 extension (後屈) |
50 | |||
回旋 rotation |
60 | 両側の肩峰を結ぶ線への垂直線 | 鼻梁と後頭結節を結ぶ線 | 腰掛け坐位で行う。 |
側屈 lateral bending |
50 | 第7頸椎棘突起と第1仙椎の棘突起を結ぶ線 | 頭頂と第7頸椎棘突起を結ぶ線 | 体幹の背面で行う。 腰掛け坐位とする。 |
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胸腰部
Thoracic and lumbar spines
運動方向 | 参考可動域 | 基本軸 | 移動軸 | 注意点 |
屈曲 flexion (前屈) |
45 | 仙骨後面 | 第1胸椎棘突起と第5腰椎棘突起を結ぶ線 | 体幹側面で行う。 立位、腰掛け坐位または側臥位で行う。 股関節の運動が入らないように行う。⇨その他の検査法(別法) |
伸展 extension (後屈) |
30 | |||
回旋 rotation |
40 | 両側の後上腸骨棘を結ぶ線 | 両側の肩峰を結ぶ線 | 坐位で骨盤を固定して行う。 |
側屈 lateral bending |
50 | ヤコビー線の中点にたてた垂直線 | 第1胸椎棘突起と第5腰椎棘突起を結ぶ線 | 体幹の背面で行う。 腰掛け坐位または立位で行う。 |
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胸腰部(その他の検査法:別法)
運動方向 | 参考可動域 | 基本軸 | 移動軸 | 注意点 |
屈曲 flexion |
最大屈曲は、指先と床とのあいだの距離(cm)で表示する。 |