第51回PTOT国家試験問題(国試)51A3<下肢のMMT>

ブログで国家試験問題の解説をしています!

今回は、第51回午前の3番の下肢のMMT徒手筋力テストに関する問題です。

目次

3. Danielsらの徒手筋力テスト(足関節底屈の検査)を図に示す。
正しいのはどれか。

51a3

1.図1で完全な底屈ができるが抵抗に耐えられなければ段階2ーである。

2.図1で完全な底屈運動ができて最大抵抗に負けずに保てれば段階2である。

3.図2で疲れなしに完全な底屈運動が1回行えれば段階3である。

4.図2で完全な底屈運動が20回行えれば段階5である。

5.図3は腓腹筋単独のテスト肢位である。

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解説

答え。3

足関節の底屈のMMT(第9版)では、

図1の肢位で検査で段階2および段階2ーの検査が可能です!

段階2は、図1の肢位で、セラピストの抵抗に打ち勝って全可動域動かせる場合です!

段階2ーは、図1の肢位で、可動域の一部分だけ足関節底屈を行うことができる場合です!

段階3では、図2の肢位で、1回行うことができればOK

段階4では、2回から24回の範囲行えればOK

段階5は、25回以上行えればOK

足関節の底屈のMMT(第7版)では、

段階2+は、図1の肢位で、完全な足の底屈運動ができて、最大抵抗に負けずに保てる場合です!

段階2は、図1の肢位で、完全な底屈運動ができるが、抵抗には耐えられない場合です!

段階2ーは、9版と同じです!

段階3では、図2の肢位で、1回から9回の範囲行えればOK

段階4では、図2の肢位で、10回から19回の範囲行えればOK

段階5は、20回以上行えればOK

1.は少し微妙な感じですが、✖

問題を解く時は、△ぐらいにして次の選択肢にすすんだ方がいいです!

2.第9版では◯になりますが、それまでの8版以前のものでは✖となります!

よってこれは▲

不適切にしてもいいぐらいです!

3.第7版、第9版共通に考えても1回できれば段階3以上あります。

正確には段階3以上となります(段階3を含む形となります)。

よって◯

4.第7版では正解となりますが、最新版の9版では✖です。

これは、受験生は大変ですよね。

5.膝を曲げていますので、ヒラメ筋の単独テストです。

よって✖。

これは✖と、はっきりしています。

 

足関節の底屈のMMTの問題の場合は、基準が原本によっても異なっていますので、

問題を出す場合、どの本でも同じ答えとなるような設問

すなわち、段階3について

あるいは、腓腹筋ヒラメ筋の分離テストについてが

問われると考えて勉強してください!

 

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