解剖学の勉強法! 暗記法は?

解剖学に限らず、新たな学問を学び、習得することは大変なことです。

特に、初めて聞く言葉や難しい単語が含まれれば、なおさらなのではないでしょうか?

 

これから、以下の内容は、私の経験に基づく個人的な考えです。

この方法が、解剖学を学ぶ唯一の方法では決してありません。

<ただ、学習を成功させる最短ルートに近い勉強法であると確信しています。>

 

目次

解剖学(筋骨格系)を習得するためのコツ

 

”学問に王道なし”

と言われますが・・・

 

学生の皆さんにしてみれば、

「できるだけ、効率よくマスターして試験に合格したい!」

と思っている方も多いのではないでしょうか。

 

はたまた、「解剖学は、勉強しても勉強しても、さっぱり頭に入らない!」

などと思っている人も多いと思います。

 

中々、習得できない人をみてみると。。。

色々と、やったらいけないことを

はかどっていない人の殆ど(ほぼ100%)が共通にやってしまっています。

 

まずは、やったらいけない危険な勉強法をご紹介します!

▲他人がまとめたノートを丸覚えすること!

▲とにかく、丸覚えすること!

▲寝ないで勉強すること!

▲どんな時も一人で勉強すること!

 

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では、どうやればいいのか?

 

まず、

➡他人がまとめたノートを使わない!

 

よく考えてみてください。

そのノートを書いた人は、?・・・できる人です!

 

そのできる人は、他人の書いたノートを丸覚えしていますか?

 

できる人は、自分でノートを作ります!

 

それができれば苦労はしない!

と声が聞こえてきそうですが。。。

 

心配しないでください。

そのノートの作り方にもコツがあります。


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ノートの作り方!

 

準備するもの

◆教科書・・・まとめてあるものは、あまりお勧めしません。

きちっとした解剖学の教科書。

読めるよう(読みにくいですが)に作ってあるものです。

例えば、分担解剖学など。

解剖学のおすすめの教科書については、こちらを参考にしてみてください。➡リンク

 

もう少し読みやすい教科書を使ってもいいですが、

最終的には、結局、きちっとした教科書に戻ることをお勧めします。

(◆参考書:これはなくてもかまいません。これば、いわば他人が作ったノートのようなものです。)

 

 

まずは、教科書を読むことが大事です!

 

 

できる人は、100%教科書を活用しています。

(分からなくなった場合は、必ず教科書に戻って確認しています。)

 

解剖学の教科書は、ほんとに無駄な言葉を極力排除して、作ってあります。

そのため、逆に分かりにくいと感じる場合もあるかと思います。

 

それでも、勉強する際には、最初から、

 

もう一度、言いますが、

 

最初からしっかりと読んで、理解することが大事です。

 

それができれば・・・

 

とまた、聞えてきそうですが、

 

でも、

 

最初から、読むことをお勧めします。

 

分からない言葉は、ネットを使って調べて下さい。

今の時代は、ほんとに便利になっていますので。

 

そして、一つずつ進めていってください。

ここで諦めてはいけませんよ。

(諦めたら暗黒時代へ逆戻りですよ!)

 

そうやっていると、最初は、遅くても

次第に加速してくるのが分かります。

 

・・・

※私の好きな解剖学の教科書を2冊紹介します。

実は、2冊とも原書を持っています。

紹介してある本は、日本語訳されてるものです^^

2冊とも、タイプは少し違いますが、素晴らしい本です!

 

 

どのように、読むか?

 

ただ漫然と読んでいてはだめです。

やはり、理解することが大事です。

 

頭の中で自分の言葉に置き換えて、何が書いてあるのかを理解しながら読むことが重要です。

 

その頭の中でまとめ、理解したことの要点をノートにまとめるのです!!

 

教科書の丸写しをする人がいますが、効率の悪いやり方です!

(綺麗に丸写しするぐらいなら、カラーコピーした方が早いです。)

丸写しするやり方は、そのノートができてから(教科書を2冊持っているような感じになります)、初めてスタートする形になります。

それなら、いっそのこと、(ノートを作らずに)最初からスタートすればもっと早く済みそうですが・・・。

 

読み方のコツですが、以下のことも非常に重要です。

 

・疑問を持って読むことです!

 

・マクロ的な視点とミクロ的な視点が重要です。

簡単にいうと、どこの勉強をしているのか全体像を常に意識すること(マクロ的)と、

細かい点がどうなっているのかを理解すること(ミクロ的)です。

 

様々な視点から学習する

 

これば、学習する切り口(視点)を変えてみることになります。

これは、最終的なまとめの段階になります。

 

例えば、足関節を背屈させる筋について勉強する場合、

 

その支配神経は、全て深腓骨神経ですが、

では、深腓骨神経は、どのような経路でどの筋に枝を送っているのか?

 

背屈する筋にはどのようなものがあるのか?

 

なぜ、その筋が背屈する作用を有するのか?

 

その筋には、他にどのような作用があるのか?

 

などなど、

 

全部の答えが、まとめて書いてあるわけではありませんが、

教科書を注意深く読んでゆくと理解できるようになっています。

 

どうしても、理解できない場合は?

 

理解している人(友人や先生)や

ブログなどの解説を見ることは悪いことではありません。

むしろ、お勧めします!!

 

なぜ、こうなっているのか?

と疑問を持って、

それを解決するために、使う手段は

どのような方法でも良いのです。

 

そうやって理解するには、最初は時間がかかります。

でも、このような学習方法を身に着けると

驚くほど短時間に教科書の内容を理解することができます。

 

でも、理解しても覚えなければ

何の意味もない・・・。

 

という声が聞こえてきそうですが、

 

でも、考えてみてください。

 

ここまで、整理できていれば、大枠はとらえていますので

暗記する量は、丸暗記に比べれば極端に少なくなっています。

 

ホントです!

 

できる人は、みんな、これに近いことをやっています!!

暗記するのに最高の方法は?

 

出来ない人に、教えてあげることです!!

 

そうです!

 

これは、いつも、できる人がやっていることになります。

 

効率の悪い人は、覚えにくい悪循環の中にいるのです!!

 

逆に、出来る人は、覚えやすい好循環の中にいます!!

 

これは、記憶に関する研究でも明らかになっています。

 

一番効率の良い、暗記方法は、他人に教えることで、

記憶に最も残りにくいのは、教えてもらうことなのです!!

 

ラーニングピラミッドで示されるように

講義(教えてもらうこと)では、5%程度しか記憶が定着しません。

人に教える場合は、90%の定着となっています。

 

俺が毎日、講義をしてやるから心配するな!

などという

熱心な人がいますが・・・

 

その人が、頑張れば頑張るほど

悲しいかな、あなたのためにはならないのです。

(その教えてくれる人は、ますます、知識が定着しますが。。。)

本当の実力をつけよう!

 

やはり、学問に王道なし

 

自分でやるしかないのです。

 

ただ、矛盾するようですが、

効率の良いやり方がありますので、

最初から試行錯誤する必要はないという話です!

 

解剖学では、立体的に学ぶことが非常に重要

 

いくら教科書を読んで理解しようとしても、

百聞は一見に如かずで、

実物(本物の骨)を見ながら学習したほうが、非常に理解しやすいです。

 

特に、筋の作用(なぜこのようになるのか)や

神経の走行、他の臓器との位置関係の理解には、

教科書と併用した模型は必須です!!

 

一日ぐらい寝ないでも、気合で覚えろ!

などは、

言うまでもありませんが、

記憶を定着させるために、学習後の睡眠は必須です!!

わざわざ効率の悪い学習をすることはないと思いますよ!

 

裏技としては?

 

ホントにできる人がどのような勉強方法をしているか

冷静に観察してみてください。

きっと、あなたが見落としている重要な発見があると思います。

※ とりあえず定期試験に合格するには、過去問を解くことが早道です!

まとめ

 

・勉強する際には教科書を使う

・疑問を持って教科書を読む(マーカーなども活用)

・理解しながら教科書を読む(理解には、ネット、人、参考書などを活用)

・理解した内容をまとめる

・理解した内容を人(わからない人)に教えたり、問題を出したりする

・学習する切り口を変えてみる

・実物(本物の骨)を見ながら学習する

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