FIMの評価と基本事項のまとめ(FIM:機能的自立度評価表)⑰社会的認知(問題解決)の採点について

FIMの評価(認知項目) ⑰社会的認知(問題解決problem solving)の採点についてのまとめです。

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認知項目 ⑰社会的認知(問題解決) 採点基準

・日常生活に即した問題(金銭的、社会的、個人的問題)への合理的な対応を評価。

・7点と6点は、複雑な問題(退院計画への参加、服薬管理、対人トラブルなど)への対応。

※解決するために、他者へ依頼した方が
正しい判断である場合、
依頼して
手伝ってもらうことは、介助には入らない。

リスクなどを避けるために、
他者へ依頼することは、正しい判断となる。

・5点以下は、日常の問題(主にADLに関係したもの)への対応。

・日常の問題解決のうち、何%正しい判断ができているかで評価する。

例)10回に、7回正しい判断をしていれば、70%と評価し、3点と考える。

点数 介助者 介助(手出し) 介助の量
7 不要 不要

(適切な依頼は介助に含めない)

自立

(監視や助言を必要とせず、自分で解決策がたてられる場合。)

リスクなどを避けるために、他者へ依頼することは、正しい判断となる。

6 ・わずかな困難や適応までに通常よりも時間がかかる。

・判断力を安定させる薬を服用している場合。

5 必要 必要 90%より多く正しい判断

・緊張する状況や不慣れな状況でのみ監視、指示、促しが必要であるが、それが10%未満の場合。

・日常の問題への対応は正しくできるが、複雑な問題(退院計画への参加、服薬管理、対人トラブルなど)への対応はできない。

4 75%以上、90%以下が正しい判断
3 50%以上、75%未満が正しい判断
2 25%以上、50%未満が正しい判断

・電話のかけかたが答えられない。無理なのに介助なしで起き上がろうとする。50%以上指導を必要とする。

1 25%未満が正しい判断

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