FIMの評価 移乗 ⑪移乗(浴槽、シャワー)の採点についてのまとめです。
⑪移乗(浴槽、シャワー)の採点基準について
浴槽またはシャワー室に入り、そこから出る動作を評価する。浴槽まで近づく事は含まない。浴槽のそばにいる状態から浴槽をまたぎ、浴槽内に入り、和式の浴槽であれば沈み込むこととその戻りが採点される。シャワー浴だけの人はシャワー椅子への移乗を評価する。 |
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得点 | 自分で行う範囲 | 介助の量 |
7点 | 100%
自立 |
介助を必要とせず自立している
・浴槽またはシャワー室まで行き、そこに入りそして出ること。これらを安全に自力で行う。 |
6点 | 100%
修正自立 |
用具の使用や安全性に配慮が必要であったり、時間がかかる
・手すり、特殊な椅子のような補助具が必要である。 ・通常の3倍以上の時間がかかる、または安全性の考慮が必要。 ・浴槽内で椅子などを、一度準備すればあとは一人で使用 |
5点 | 100%
見守りまたは準備 |
監視や準備が必要
・見守り(待機、指示または促し)または準備(特殊な椅子を置く、フットレストを動かす)が必要。 |
4点 | 75%~100%未満
(最小介助) |
0~25%未満(最小介助)
・足を片側またがせる介助 |
3点 | 50%~75%未満
(中等度介助) |
25~50%未満(中等度介助)
・軽く引き上げる介助 ・浴槽をまたぐ際、持ち上げてもらう ・両足を浴槽に入れる介助 |
2点 | 25%~50%未満
(最大介助) |
50~75%未満(最大介助)
・しっかり引き上げる、回す介助が必要。 |
1点 | 0%~25%未満
(全介助) |
75~100%(全介助)
・2人介助が必要。 |
※シャワー浴を行っている患者が、浴槽に入るようになると点数が下がることがあるが、原則通り”しているADL”での介助の量を評価する。