FIMの評価と基本事項のまとめ(FIM:機能的自立度評価表)⑥トイレ動作の採点について

FIMの評価(トイレ動作)の採点についてのまとめです。

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⑥トイレ動作の採点について

評価する内容は、排尿・排便の前後にズボン・
下着を上げ下げし、会陰部を清潔に保つことが含まれます。

ベッド上で尿器を使用していれば、ベッド上の動作で評価します。

服を上げる、下げる、お尻などを拭くの3つの動作で評価する。

また、ウォシュレットは普及しているため、
減点の対象とはしません。
(※トイレまでの移動やトイレへの移乗は評価に含みません。)

得点 自分で行う範囲 介助の量
7点 100%

完全自立

介助を必要とせず自立している

自力で衣服を下ろし、排泄後会陰部を清潔にし、衣服を再び上げている。
・排泄物を流すことができないが、その他は自立。

6点 100%

修正自立

用具の使用や安全性に配慮が必要であったり、時間がかかる

自力で行っているが普通の3倍以上時間がかかる、または手すりや自助具を使用している。
・尿器を使用しているが尿失禁、失敗がない

5点 100%

監視・準備

監視や準備が必要

見守りが必要、またはトイレットペーパーを用意してもらうなどの準備が必要。
・日中は自立しているが、夜間は安全のため介助者が監視

4点 75%~100%未満

最小介助

0~25%未満

・拭いたり着衣を直すときに、バランスを崩さないように支えてもらう
・ファスナーの上げ下ろしなどを手伝ってもらう

3点 50%~75%未満

中等度介助

25~50%未満

トイレ動作の2つを自力でしている。
・服を下げ、お尻を拭くことはできるが、服を上げることは介助

2点 25%~50%未満

最大介助

50~75%未満

トイレ動作の1つを自力でしている

1点 0%~25%未満

全介助

75~100%

・オムツ交換を全て介助してもらっている
・日中6点でも、夜間が1点である場合。

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