FIMの評価と基本事項のまとめ(FIM:機能的自立度評価表)⑬移動(階段)の採点について

FIMの評価 ⑬移動(階段)の採点についてのまとめです。

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⑬移動(階段)の採点基準について

屋内の12から14段の階段で評価する。

段数が4段しかない場合は続けて3往復して12段の昇降と考える。

また、昇りと降りや朝と晩で能力差がある場合(リウマチなど)は低い方の点数をつける。

※難易度が最も高いため、階段では出来るADLで評価する。

※階段の段の高さは関係ない。何段できるかで評価する。

得点 自分で行う範囲 介助の量
7点 100%

自立

介助を必要とせず自立している

12~14段昇降している。

介助者不要。

補装具、杖などの使用、安全性の配慮は不要。

6点 100%

修正自立

用具の使用や安全性に配慮が必要であったり、時間がかかる

12~14段昇降している。

・介助者不要。補装具、杖などの使用、安全性の配慮は必要。

・義足を使用して完全に自立している

5点 100%

見守りまたは準備

監視や準備が必要

12~14段昇降(監視や準備が必要)している。

・4~6段自立(監視や準備不要)している。

4点 75%~100%未満

(最小介助)

0~25%未満(最小介助)

12~14段昇降している。

動作の75%以上を患者が行う。介助量は患者に触る程度。

3点 50%~75%未満

(中等度介助)

25~50%未満(中等度介助)

12~14段昇降している。

動作の50%以上75%未満を患者が行う。

介助量は足の運び、からだの引き上げが必要。

2点 25%~50%未満

(最大介助)

50~75%未満(最大介助)

8段を触ってもらう程度で昇降する。

4~6段を一人の介助で昇降し、動作の25%以上50%未満を患者が行う。

1点 0%~25%未満

(全介助)

75~100%(全介助)

・4~6段昇降しているが、25%未満しか患者は行わない。

・4~6昇降困難。

・2人介助。

・危険性が高く未評価。

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