FIMの評価と基本事項のまとめ(FIM:機能的自立度評価表)⑤更衣(下半身)の採点について

FIMの評価 更衣(下半身)の採点についてのまとめです。

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⑤更衣(下半身)の採点について

たんすから必要な衣服を取り出し、腰から下の衣服を着脱することを評価します。

ズボン、下着、靴下、ストッキング、靴などが含まれます。

装具を着用している場合は、装具も評価対象となります。

実施する際の姿勢は問いません。

4点以下は行っている動作、衣服の種類を分解して考える。

ズボン、下着、靴下、靴を着用していればそのうちいくつの動作が自立しているかで採点する。

得点 自分で行う範囲 介助の量
7点 100%

完全自立

介助を必要とせず自立している

・市販のベルクロ留めのスニーカーを履いている

6点 100%

修正自立

用具の使用や安全性に配慮が必要であったり、時間がかかる

・リーチャーなど補助具、上肢義肢装具、下肢の改造衣服を必要とする。

手すりなど安全性の配慮を要する。

5点 100%

監視・準備

監視や準備が必要

・衣服をたんすからとりだしてもらう。

見守りまたは手順の指示を要する。

下肢装具、弾性ストッキングのみ手伝ってもらう

4点 75%~100%未満

最小介助

0~25%未満

・ズボンの片足を通してもらう、またはボタンやジッパー、靴ひもを結ぶことを介助してもらうのみ。

3点 50%~75%未満

中等度介助

25~50%未満

・服を揃えてもらうこと、靴と靴下の着脱が介助であるが他は自立している。

下着、ズボン、靴、場合、下着とズボンは足に通せて上げられるが、靴と靴下を介助してもらう。

2点 25%~50%未満

最大介助

50~75%未満

・介助者がパンツやズボンを膝まで通すと、残りを自分で行う。

1点 0%~25%未満

全介助

75~100%

・下半身の更衣をしない、または患者が全く手を出そうとしない。

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