ブログで解説!50回理学療法士・作業療法士国家試験問題 50P64(レム睡眠)

64. レム睡眠について正しいのはどれか。
1.筋緊張が亢進する。
2.脳波は高振幅である。
3.入眠直後に多くみられる。
4.急速眼球運動がみられる。
5.一晩に20回程度みられる。

目次

【解説】

振幅とは?

一秒間に繰り返した波の数が周波数で、単位はHz(ヘルツ)です!

この波の高さの高いものが振幅amplitudeが高いということになります。

一般に、最も振幅の高いのはδ波で、小さいのはβ波です(下図参照)。

各脳波の周波数と振幅の画像(リンク)があります。

脳波ー2

 

レム睡眠(REM睡眠)

Rapid eye movement sleep, REM sleepと言われ、急速眼球運動を伴う睡眠(英語の訳のとおり)です。

骨格筋がリラックスして弛緩していますが、脳は覚醒状態し活動した状態です。
そのため、寝ているのに脳は覚醒しているため逆説睡眠とも呼ばれています。
脳波は、θ波(4~7Hz)が優勢で覚醒時と同様の振幅を示します。

入眠時にノンレム睡眠が現れ、約1時間以内に最も深い段階4に達し、約1時間から2時間ほどで徐々に浅くなってレム睡眠になります。
以後はノンレム睡眠とレム睡眠を交互に繰り返します。
レム睡眠は90分おきに20 – 30分間続き、6 – 8 時間の睡眠で 4 – 5 回現れます。

 

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答え

4.急速眼球運動がみられる。

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