ゲド戦記アレンの影の正体!なぜ国王の父親を手に掛けたのか?

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ジブリ映画「ゲド戦記」は、ご覧になりましたか?

宮崎アニメの中でも異色の映画が「ゲド戦記」だと思います。でも、どことなく「風の谷のナウシカ」、「ハウルの動く城」、「千と千尋の神隠し」を思い出してしまうのは、その奥底に流れる人との繋がりを大切にするジブリ作品の良さが共通に感じられるからかもしれません。

今回は、ゲド戦記の中でも主人公アレンの影(カゲ)について書いてみました。

アレン自身さえも恐れる影の存在でしたが、物語が進むにつれて、影の持つ意味についても理解できるようになり、ついには受け入れられるように力強く成長します!

一番、ショッキングだったのは、国民のことを思う立派な国王であり、アレンの父親をアレン自身が手にかけてしまったことです。

その理由については、明確には語られてはいませんが、映画全体を通して考えると何となく理解できるように作られています。

まずは、最初にゲド戦記のあらすじについてですが・・・。

目次

映画「ゲド戦記」の話の概要について

ゲド戦記の原作や内容について、その概要を簡単にご紹介します。

ゲド戦記の原作

アメリカのファンタジー小説家アーシュラ・クローバー・ル=グウィン書いたものです。

原作を英語で読みたい方は、こちらです↑↑
挿絵も素晴らしいです。ジブリの絵と比較しても楽しめそうです。

特に、原作「Earthsea」の第3巻The Farthest Shoreを元にゲド戦記が書かています。

原作「Earthsea」の翻訳をグーグルで調べると「ゲド戦記」と出てきます^^;

ですが、Earthsea・・ですので

Earth(地球、地上、住民などの意味があります)
sea(海)
から作られた造語の地名です。

でも、何となくイメージが湧く言葉だと思います。

映画「ゲド戦記」の中に出てくる街も、大きな港街が描かれていますので~!

映画「ゲド戦記」のあらすじ

生きることの意味を見失っている主人公アレンが、魔法を正しく使う意味を知っているハイタカ(ゲド)に出会い。その意味を理解し、人としての生き方を取り戻していくストーリーです。ヒロインのテルーとアレンとの関係が全体を通してストーリーの柱となっています。

かなり端折っていますので、なんのことか分かり難いかもしれませんが、物語の中には、伝説の竜(りゅう)、魔法で鍛えられている謎の剣、永遠の命を手に入れようとする正体不明の魔法使い「クモ」、主人公アレンにそっくりの影(かげ)などが登場します。ミステリー(謎解き)の一面も持っている作品です。ラストシーンは、感動しますよ~!

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「ゲド戦記」アレンの影の正体

二重人格のアレン?

主人公アレンは、暗い表情かと思いきや、ちょっとしたことがきっかけで表情が豹変して別人になるような一種の二重人格的な側面を持ち合わせています。

ヒロインが襲われているのを助ける場面では、悪党が女の子がどうなってもいいのか?などとアレンに言って剣を捨てさせようとした際のアレンの言動には、ほんとに驚かされました。

まさかとは思うようなセリフです。

「やれよ・・!」です。^^;

これには、女の子(テルー)を抑えていた悪党が驚いたほどです。

最初は、何となく不思議であり、なぜそんなに表情が変わるのか不思議に思っていました。

でも、物語が進む中で、影(カゲ)の存在が明らかになったことで、大分はっきりしてきたように思います。

アレンも怖がっていましたが、時々、急に後ろを振り返ったり、何かに怯える言動が見られています。

そして、極めつけは、
自分の中にもうひとり自分がいるみたい・・。早く行かなきゃ、やつが来てしまう・・。

「やつ」というのは、影(カゲ)のことです。

現在のアレンが光の部分(優しい、おとなしいアレン)だとすれば、影(カゲ)は、その逆の部分であり、恐れや不安を抱えるもうひとりのアレンが偶像となって現れています。

偶像というより、実像として描かれており、言葉も交わすことができます。不思議なことですが、アレンが「クモの館」に囚われて、テルーが助けに行く際には、テルーに重要な助言を与え、なおかつアレンの本当の名前(真の名前)を教える頼もしい存在となったことです。

でも、その時の影(カゲ)は、すぐに消えてしまいます。

影(かげ)の正体とは?

でも、よくよく考えるとテルーが対面したアレンの影は、アレンの光の部分と入れ替わって居たように思います。

アレンが「クモ」に捕まって、毒を飲まされたため、人格が変わってしまったアレン(いわば影の部分が前面に出てきたアレン!)。

影の部分と光の部分が入れ替わったシーンが、まさにテルーがアレンを助けに行く際のシーンだったんだと思います。

永遠の命の鍵を握るとされるアレンの心が抱える闇の部分がアレンの鍵の本性だったのかもしれません。

そして、アレンが命の意味に気づいて、不安がなくなると、影(カゲ)は消え去ってしまいます!

テルーが、アレンだと思った影(カゲ)に質問しますが、影のアレンは、自分はここには居ない・・「僕は魔法使いにとらわれている・・」とカミングアウトします。

心の闇が身体を奪って逃げてしまった・・。
闇とともにあるべき光が身体を見つけてさまよう・・。

これが、影の正体だとアレンの影自身がテルーに語っています。

不安が消え去り、心が一つになり、心が身体に戻ると影は消えてしまうということです!

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アレンは、なぜ国王の父親を手に掛けたのか

ここまで来れば、謎は解けたんではないかと思います。

あのショッキングなシーンは、実はアレンではなく、アレンの影がアレンを操って行わせたんだと推察できます。

アレンがテルーに語った言葉の中に、「自分でも、どうしてそんなことをしたのか分からないんだ・・」というのがあります。

時々、自分を抑えられなくなるとも語っています。

やはり、これは、アレンの影(カゲ)がアレンの身体をコントロールして、普段のアレンが思っていることとは全く反対のことを実行してしまうからに他なりません。

でも、本当は、アレンが抱える不安や恐怖の中に、国王を手に掛けることが正しいことであると思う何かがあったのかもしれません。もちろん、映画ではその部分は、描かれてはいませんが・・。

もしかすると、原作をじっくり読むと、その答えが分かるかもしれません・・^^;

ゲド戦記の原作となった本は、こちらです↓↓


(英語が読める方は、どうぞ!!)

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