濃厚接触者にならない条件!マスク着用では定義上どうか?

新型コロナウイルスの発症者がどんどん増加している中で、濃厚接触者の特定が重要となっています。

発症リスクが高い濃厚接触者となってしまっては、職場や家族にも少なからず影響が出てくるのは必至。

濃厚接触者とならないためにも、もう一度、その定義や除外条件などの確認をまとめてみました。

 

目次

濃厚接触者の定義

濃厚接触者の具体的条件

発症した方との感染リスクについてまとめてあります。

●「濃厚接触者」とは、「患者(確定例)」(「無症状病原体保有者」を含む。以下同じ。)の感染可能期間に接触した者のうち、次の範囲に該当する者である。

・患者(確定例)と同居あるいは長時間の接触(車内、航空機内等を 含む)があった者

適切な感染防護無しに患者(確定例)を診察、看護若しくは介護していた者

・患者(確定例)の気道分泌液もしくは体液等の汚染物質に直接触れた可能性が高い者

・その他: 手で触れることの出来る距離(目安として 1 メートル)で、必要な感染予防策なしで、「患者(確定例)」と 15 分以上の接触があった者(周辺の環境や接触の状況等個々の状況から患者の感染性を総合的に判断する)。

新型コロナウイルス感染症患者に対する積極的疫学調査実施要領による

上記の「新型コロナウイルス感染症患者に対する積極的疫学調査実施要領」は令和2年5月29日版です。

2020年11月28日現在で最新のものです!

 

上記の説明にもあるように、

「・・周辺の環境や接触の状況等個々の状況から患者の感染性を総合的に判断する。」

とあります。

 

最終的には、感染者等への保健所の聞き取り調査などを経て濃厚接触者であるかどうかが個々に判断されます。

 

いつから接触したか(期間)

感染者が発症した日から2日前からが濃厚接触者の可能性がある者として調査されます。

要するに、発症2日前からが最も新型コロナウイルスの感染の可能性が高い期間とされています。

濃厚接触者についての具体的な調査(積極的疫学調査)は、保健所が行います。

 

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濃厚接触者にならない条件

最終判断は、保健所からの聞き取り調査の後に決定されますが、濃厚接触者となる条件以外は、濃厚接触者にならないと考えると分かりやすいと思います。

一つ一つ確認すると・・

患者(確定例)との接触距離

手で触れることの出来る距離(目安として 1 メートル)以上の距離を保っていた場合。

患者(確定例)との接触時間

「患者(確定例)」と 15 分以上の接触では、アウトですが、15分未満の接触であれば規定上はOKです。

接触した期間(いつから)

「患者(確定例)」が発症した日から2日前から接触していたらアウトですが、発症した日の3日以上前の接触であれば規定上はOKです。

マスク着用(あり・なし)

適切な感染防護無しに患者(確定例)を診察、看護若しくは介護していた者はアウトですが、マスクなどの適切な感染防護をしていた場合は規定上OKです。

 

医療者は、基本的に布マスクはNGです。

選ぶなら不織布のものにしましょう。

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濃厚接触者になった個人が特定される場合

感染者となった人が、濃厚接触者と考えられる人に事前に直接連絡しているかどうかが確認されます。

例えば、発症した日から二日以内に接触していた友達などです。

次に、濃厚接触者と考えられる人との関係性、接触状況をチェックされます。濃厚接触者となる条件が確認されます。

保健師により濃厚接触者の可能性が考えられる方への聞き取り調査が実施されます(電話にて)。

基本的には、以下のような対応となりますが、症状や状況によっては対応が異なります。

・最終接触日から14日間の経過観察
・毎日、電話かメールによって健康状態の確認
・緊急時の連絡先(電話番号)の確認

 

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