ppmって意外と聞く言葉ですね。
新型コロナウイルス関連では、
次亜塩素酸水の濃度にppmが使われていたりも・・。
今ひとつピンとこないのがppmだったりします。
ppmについてできるだけ分かりやすく書いてみました。
ppmは何の略?
英語では?
parts per million
直訳すると・・
parts・・部分
per・・「÷」、「何分の~」を意味します。
million・・100万
ですので、「100万分のいくらかの部分」となります。
ppmの読み方
普通に、「ピーピーエム」と読む場合と、
元々の英語の読み方に基づいて
「パーツ・パー・ミリオン」とも読みます。
どちらかと言うと、後者の「パーツ・パー・ミリオン」
と読む方が、カッコいい感じがします。
(多分。)
ppmとパーセント(%)の関係
1%は、あるものを100に割った
ものの1つを意味します。
ですので・・
計算上は・・
1/100=0.01
が1%となります。
ところで、
ppmは、parts per millionですので・・
1ppm=1/100万
ちょっと桁が多すぎてピンとこない
かもしれませんが・・
1/100万=0.000001(10−6)
冷静に考えると・・
1ppm×100万=1
100万ppm=1
です・・
ということは、
1ppmを100万倍すれば、100%になるのが
分かると思います。
なので・・
10万ppm=0.1(10%)
1万ppm=0.01(1%)
1000ppm=0.001(0.1%)
100ppm=0.0001(0.01%)
10ppm=0.00001(0.001%)
1ppm=0.000001(0.0001%)
となります。
中学生の時の数学を思い出してください^^;
ppmを使う理由
何で、ppmという単位を使うのか?
疑問が生じます。
それは、先程のppmと%の関係を見てもらうと
分かると思います。
0.0001%というのと
1ppmというのとで
どちらが、パット見、分かりやすいのか?
0.0001%では、ゼロの数を間違えないように
数える作業が必要になりますが、
1ppmでは、一目瞭然です。
微量な割合や濃度では、ppmを使ったほうが
分かりやすいというメリットがあります。
濃度の単位として分かりやすい
例えば、1リットルの溶液水の中に溶けている
物質の量を濃度で表す際にppmは威力を発揮します。
水1リットル=1000g
1g=1000㎎
ですので、
水1リットル=1,000×1000㎎
すなわち、10の6乗㎎となります。
ですので、
水1リットル中に物質が何mg溶けているかを
表す際には、ppmでは分かりやすいことになります。
1mgの物質が溶けている場合、実際の計算は
1mg/1,000,000mg
=1/100万
=0.000001
=10−6
となり、
1ppm
となります。
ppmと濃度・%の関係
もう一度、ppmと%、濃度の関係を表に
まとめると⬇⬇
ppm | 量 | 指数 | %(濃度) |
100万ppm | 1 | 10−0 | 100% |
10万ppm | 0.1 | 10−1 | 10% |
1万ppm | 0.01 | 10−2 | 1% |
1000ppm | 0.001 | 10−3 | 0.1% |
100ppm | 0.0001 | 10−4 | 0.01% |
10ppm | 0.00001 | 10−5 | 0.001% |
1ppm | 0.000001 | 10−6 | 0.0001% |
このようになります。
・・えっと~
分かりやすいですよね^^;
もしかして・・
まさか・・
えっ・・
ピ・・
・・
・
失礼しました。
時々、やりたくなってしまうもので^^;
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