将棋タイトル戦の種類一覧!8大タイトルの名称と順位も調査!

とうとう藤井聡太棋聖が王位戦を制して二冠を達成されました。

将棋界では、まさに新時代の幕開けが本格的に始まった感がありますね。

 

藤井聡太さんのプロデビューのときもかなり話題となりましたが、

実際、こんなに早くプロの階段を駆け上がって行く姿を目の当たりにするとは誰も想像していなかったではないでしょうか。

 

想定の範囲何という言葉がありますが、藤井聡太さんの快進撃に関しては、想定の範囲を遥かに超えていると思います。

ちょっと、話がそれましたが二冠となった藤井聡太さんが、三冠、四冠・・となって行く、その前に

一応、将棋のプロのタイトルがどうなっているのか将棋のタイトル戦について調べてみました。

目次

将棋タイトル戦の種類一覧

※2020年8月現在の将棋のタイトル戦の状況です。

8大タイトルの名称

藤井聡太さんが二冠を獲得したような将棋対戦は、タイトル戦と言います。

タイトル戦は、文字通り特別なタイトル(棋聖とは王位とか)がかかった公式戦です。

タイトル戦は、現在8つ(竜王戦、名人戦、叡王戦、王位戦、王座戦、棋王戦、王将戦、棋聖戦)あります!

 

8大タイトルの順位

どれも、すごそうな名前がついているんですが、どれが一番なのかは名前で判断できません。

実は、タイトル戦の順位は、そのタイトル戦の契約金の額で決定されています。

ですので、タイトル戦の契約金の額に変動があれば、その順位も変更されることになります。

 

実際、棋聖戦については3位だった順位が2009年に6位となり、2010年には7位となっています。2017年には新タトル「叡王戦」が入ってきたため、現在の棋聖戦の順位は8位となっています。

 

①竜王戦(りゅうおう)

1988年に設立されたタイトルです。

読売新聞社が主催しているタイトル戦です。

 

優勝賞金4,400万円でトップ!

七番勝負で、最初に4番勝った方の勝利です。

持ち時間は、8時間ですので最大、二日間で決着します。

 

竜王のタイトルと名人のタイトルの二冠を獲得した場合は、「竜王・名人」と呼ばれます。

ただし、2冠以上でも、名人以外の二冠以上の場合は原則として「竜王」と呼ばれます。

例えば、竜王+王位=「竜王」です。

 

②名人戦(めいじん)

1935年に設立された最も古いタイトルです。

朝日新聞社、毎日新聞社が主催しているタイトル戦です。

 

優勝賞金は非公開となっています。

七番勝負で、最初に4番勝った方の勝利です。

持ち時間は9時間で、最大でも二日間で決着します。

 

竜王と同じように、2冠以上でも、竜王以外の二冠以上の場合は原則として「名人」と呼ばれます。

例えば、名人+王位=「名人」です。

 

③叡王戦(えいおう)

2020年8月現在で、最も新しいタイトルです。

2017年にドワンゴと日本将棋連盟によって設立されています。

 

優勝賞金は非公開となっています。

七番勝負で、最初に4番勝った方の勝利です。

 

持ち時間は、

第1・2局は、第1局の先手が1時間・3時間・5時間の中からいずれかを選択。第3・4局は、第1局の後手が先手が選ばなかったものの中からどちらかを選択。残ったものが第5・6局の持ち時間となる。第7局は6時間となっています。

1日制(当日、決着)となっています。

 

④王位戦(おうい)

1960年に設立されています。

新聞三社連合、神戸新聞社、徳島新聞社が主催しています。

 

優勝賞金は非公開となっていますが、同様の囲碁の大会の賞金が2015年現在で1,300万円です。

七番勝負ですので、最初に4番勝った方の勝利です。

持ち時間は、8時間で最大、二日間で決着します。

 

⑤王座戦(おうざ)

1983年に設立されています。

日本経済新聞社が主催しています。

 

優勝賞金は非公開。

持ち時間5時間の5番勝負で、最初に3番勝利した方の勝ちです。

 

⑥棋王戦(きおう)

1975年に設立されています。

共同通信社が主催しています。

 

優勝賞金は非公開となっています。

持ち時間4時間の5番勝負で、最初に3番勝利した方の勝ちです。

 

⑦王将戦(おうしょう)

1951年に一般戦からタイトル戦へ昇格する形となっています。

名人戦の次に古いタイトル戦です。

スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社が主催しています。

 

優勝賞金は非公開。

持ち時間8時間の7番勝負ですので、最初に4番勝利した方の勝ちです。

 

⑧棋聖戦(きせい)

1962年に設立されています。

産業経済新聞社が主催しています。

 

優勝賞金は非公開。

持ち時間4時間の5番勝負ですので、最初に3番勝利した方の勝ちです。

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タイトル戦に出場する条件

(1)プロ棋士であること

一応、申し上げますが、一般の人は、出場できません^^;

プロ棋士であれば、出場できます。(ちなみに四段以上がプロ棋士です。)

 

藤井四段が誕生して、もう八段・・

・・かなりの猛スピードです(^^;)

 

(2)タイトル戦の挑戦者となるには?

事前に実施されるトーナメント戦またはリーグ戦に出場して優勝する必要があります。

挑戦者を決めるには、約1年程度かかる長丁場です!

例)第82期棋聖戦<産経新聞>では、一次予選(103名)、二次予選(58名)が実施され、その優勝者が第81期棋聖(羽生善治 棋聖)とのタイトル戦が実施されました。

 

タイトル戦の方式(やり方)

挑戦手合制(ちょうせんてあいせい)というやり方となっています。

要するに、タイトル保持者と挑戦者が1対1で対峙して行うタイトルマッチの方法です。

挑戦手合制は、将棋だけではなく囲碁やチェスなどでも実施されています。

ボクシングなどのタイトルマッチとの違い

タイトル戦ですが、ボクシングなどでは将棋とは挑戦者を決める方法が異なります。

ボクシングでは、挑戦者を指名することでも実施されますが、

将棋などの挑戦手合制は、挑戦者を決定する事前の大会がトーナメント方式やリーグ戦で実施されます。

 

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プロ棋士の人数は?

2020年8月20日現在での日本将棋連盟の情報によると・・

タイトル保持者・・9名
九段・・24名
八段・・28名
七段・・45名
六段・・26名
五段・・23名
四段・・18名

ですので、
合計=173名
です。

これでけの棋士の方の出場によって挑戦者が決められます。

 

例)第82期棋聖戦<産経新聞>では、一次予選(103名)、二次予選(58名)が実施され、その優勝者が第81期棋聖(羽生善治 棋聖)とのタイトル戦が実施されました。

 

藤井聡太さんが子供の頃、遊んだ知育玩具の一つがこれです↓

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