げっ歯類の名前の由来は何?ハンタウイルスとの関係は?

げっ歯類は、漢字で齧歯類で、読み方は「げっしるい」です。

ネズミやリスなどが属しており、
最近、ハンタウイルスとの関係も指摘されてる動物です。

ネズミ目とか齧歯目と同義語となります。

気になるのは、げっ歯類の「げっ」って何なのか?

名前の由来について調べてみました。

目次

げっ歯類の名前の由来

げっ歯類は、漢字で齧歯類です。

ちょっと分かりにくい漢字ですね。

齧歯類

です。

これなら分かりますね。

齧歯とは?

げっ歯類の「齧歯(げっし)」には、
どういう意味があるんでしょう?

・・かむ、かじる

の意味を持っています。
訓読みでは、か(む)、かじ(る)と読みます。

通常「かむ」は、「噛む」ですが・・

・・歯のことです。

ということで、

齧歯には、
かむこと、かじること、歯が関係している
ことが分かります。

伸び続ける歯が関係!

げっ歯類の動物の特徴には、
門歯(=切歯)が常に
伸び続ける
特徴があります。

リスやネズミの門歯は、常に物を
かじっていないと、門歯が伸びすぎてしまいます。

門歯の長さを一定に保つためには
物をかじり続けることが必要なんです。

門歯(もんし)は、切歯(せっし)とも
言われ、いわゆる前歯のことです。

上下に合計8本あります。

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げっ歯類の「げっ」とは?

げっ歯類の「げっ」は、漢字の「齧歯」の
「齧」にあたる部分です。

「齧」には、
「かむ」「かじる」
という
意味があります!

リスやネズミは、門歯(切歯)の長さを
一定に保つため、物をかみ続ける必要があります。

そのような特徴のある動物にピッタリの
分類の名前が齧歯類ということになります。

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齧歯類の動物とは?

げっ歯類の系統は?

齧歯類は、系統的にネズミ亜目、リス亜目、ヤマアラシ亜目に分かれます。

ですので・・

齧歯類に属する動物には

リス、ねずみ、ヤマアラシが主な動物となります。

げっ歯類の種類と数は?

でも、
その種類はものすごく多く、
3000種類とも言われています。

げっ歯類は、哺乳類全体(4300~4600種類)の
過半数を占める哺乳類の最大勢力なんです^^;

不老不死のカギを握るハダカデバネズミとは?

通常のネズミの約10倍の長寿(約30年生きる)
ハダカデバネズミというネズミがいます。

ガンへの耐性があったり、酸素がない状態
でも18分間も大丈夫という研究結果なども
報告されています。

日本では、動物園でしか確認できません。

生息域は、ケニア、エチオピア、ジブチ、
ソマリアと言われています。

ハンタウイルスとの関係は?

原因不明の風土病とされていた腎症候性出血熱
は、ハンタウイルスによって生じることが
分かっています。

中国、韓国、旧ソ連など(ユーラシア大陸)での流行が確認されています。

感染に関係している動物として「げっ歯類」、
トガリネズミ目などの小動物が指摘されています。

これらの動物が自然宿主(しぜんしゅくしゅ)
となって、人に感染することで発症します。

げっ歯類の動物が、宿主なんですが
その動物自体には、特に病原性を示さない特徴があります。

ですので、

人にハンタウイルスが伝染した場合が、
やばいということになります。

日本での流行はあるのか?

1960年頃から約10年間にわたって
大阪梅田を中心として119人が腎症候性出血熱
(HFRS)を発症している記録があります。

梅田奇病という名前がつけられています。

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