2019年4月1日に福岡空港が民営化されます~!
ダイヤ本数や料金はどうなるんでしょう?
なぜ、また~わざわざ・・って思って
しまいますが、すでに決定していることです。
理由は、簡単に言うと収益の問題です・・
国土交通省が出している数字をもとに
資料をつくっていますので
参考にしてみてください~!
意外過ぎますね~かなり黒字かと思っていましたが・・
空港民営化の理由
その一つは、収益の問題を解決すること。
滑走路や駐機場などの運営と空港ビルや
駐車場などの運営事業体が異なるため
民営化によって、一元管理を行い
営業の効率化を図ることも理由の一つです。
詳しくは、福岡空港民営化のメリット
の項目に書いています~。
福岡空港について
福岡空港にサンフランシスコ線 新運営会社が誘致計画 ビジネス・観光の交流拡大へ https://t.co/54KmzOzUjy #航空 #福岡空港 #福岡国際空港 #FUK #民営化 #コンセッション #サンフランシスコ線 #三菱商事 #西日本鉄道 #九州電力 #チャンギエアポートインターナショナル
— のりもの系 (@nori_transp) 2019年1月11日
1945年開港です~!
所在地
・・福岡県博多区
都市のど真ん中にある空港です。
博多の上空を何本も飛行する
都市型の空港(板付空港)です。
運営者
・・国土交通省(2018年現在)
2019年4月1日より福岡国際空港が
新しい運営会社となります。
営業時間
・・24時間
(定期便は、7:00~22:00)
滑走路
・・1本
(2800m✕60m)
年間発着回数
・・17万8千(2017年)国内4位
ちなみに
1位:羽田・・45.3万回
2位:成田・・25.3万回
3位:関西・・18.5万回
乗降車数(利用者数)
・・2380万人(2017年)国内4位
ちなみに
1位:羽田・・8,530万人
2位:成田・・3,863万人
3位:関西・・2,789万人
福岡空港の収支は?
空港系事業の収支(赤字)
航空系事業(平成29年度)単位:100万円 | ||||
営業収益 | 営業費用 | 営業損益 | 経常損益 | |
東京国際 | 76,259 | 67,341 | 8,919 | 28,204 |
新千歳 | 10,859 | 9,558 | 1,301 | 4,560 |
福岡 | 12,274 | 18,827 | △6,552 | △205 |
那覇 | 5,462 | 11,816 | △6,355 | 15,236 |
こんな感じですが・・
もっと詳しく収支を計算すると・・
上の経常損益+支払利息+減価償却費などが
入ってきますので・・
実際、福岡空港の場合、
平成29年度の国土交通省のデータによると
△4,123(単位:100万円)となります。
非空港系事業の収支(黒字)
非航空系事業(平成29年度)単位:100万円 | ||||
売上高 | 営業費用 | 営業損益 | 経常損益 | |
東京国際 | 297,340 | 270,572 | 26,769 | 22,763 |
新千歳 | 63,435 | 58,391 | 5,044 | 4,469 |
福岡 | 29,185 | 25,876 | 3,309 | 3,670 |
那覇 | 11,821 | 7,074 | 4,747 | 4,626 |
非空港系事業も、空港系事業と同様に
もっと詳しく収支を計算すると・・
福岡空港の場合、
経常損益+支払利息+減価償却費を入れると
平成29年度の国土交通省のデータでは
7,264(単位:100万円)となります。
非空港系事業は、平成29年度は
結構黒字ですね~!
空港系事業と非空港系事業の総合損益は?
航空系事業(平成29年度)単位:100万円 | ||||
営業収益 | 営業費用 | 営業損益 | 経常損益 | |
東京国際 | 373,600 | 337,912 | 35,687 | 50,968 |
新千歳 | 74,294 | 67,949 | 6,345 | 9,029 |
福岡 | 41,459 | 44,703 | △3,243 | 3,465 |
那覇 | 17,283 | 18,891 | △1,608 | 19,863 |
最終的な損益の詳細ですが、
これも前述のように
経常損益+支払利息+減価償却費を
入れると
福岡空港の平成29年度の
国土交通省データは・・
3,141(単位:100万円)となります。
一応、黒字です~。
福岡空港民営化のメリット
福岡空港と観光地をつなぐバスの増便
利便性を高めて
福岡、博多の観光地へスムーズに
移動してもらうサービスの拡充が図られる。
また、高速バス網の拡充も計画されており
九州や中国地方への移動も福岡空港から
直に行けるようになります。
国際線と国内線の連絡バスの増便
バスの増便には、観光地だけではなく
国内線と国際線の間の連絡もあります。
このバスの増備を行い、さらなる
利便性の向上が図られます。
福岡空港内の連絡バスは西鉄ですね♪ pic.twitter.com/JR7OxXHGmg
— rin (@asukarinrin) 2019年1月10日
福岡空港ターミナルビルの拡充
福岡空港ターミナルビルを改装して
空港という機能だかではなく、一つの
総合商業施設としての機能を充実させる。
福岡空港のCMも面白いものが
作られていますが、民間運営となると
さらなる飛躍が期待できそうです。
年間800万人の集客を目指す
複合総合施設が新たに建設される予定です。
どんなアイディが出てくるのか
今後、見守りたいですね~。
期待しています。
「ラーメン滑走路」(福岡空港) pic.twitter.com/xqRSOnVbYQ
— 福田 (@kenfuku1118) 2019年1月10日
ダイヤや利用料金は?
飛行機の着陸料が値下げされるので
自ずと新規の国際線が誘致しやすくなります。
国際線のダイヤも増えることが
予想できます。
30年後までに国際線と国内線を
合わせた本数を
現在の3.7倍の100路線に
増やす計画があります(^_^;)
2023年度までに、
米サンフランシスコ線の誘致を計画
していることも発表されています。
日本とサンフランシスコの直行便は
羽田、成田、関西空港だけでしたが
福岡空港がそこに入り込む可能性が
出てきました~!
格安航空会社(LCC)は?
格安航空会社(LCC)などの参入も
期待できますので
利用料金も下がって来る可能性が高いです。
国際線ターミナルにLCC棟を建設する
計画もあります。
国際線の増便に伴う国際線の
バスターミナルやホテルの新設も計画されています。
旅客数も現在の約1.5倍にあたる
3,500万人を目指しています。
民営化で変わらないところは?
管制業務については、変わらず
国(国土交通省)が継続して管理となるようです。
期待が膨らみますね~!
東京オリンピックもあるし~
福岡空港の利用もますます
広がりそうです~。
観光とビジネスの両輪が上手く
機能するために、空港民営化は
必須なのかもしれませんね~