琵琶湖虫と呼ばれる虫(オオユスリカ)が大量発生する時期があります!
概ね3月から4月と9月頃が発生のピークと言われています。
年によっては、その時期が長引くこともあります!
琵琶湖虫(びわこむし)の正体
(ウィキペディアより)
オオユスリカ(大揺蚊)という昆虫です!
体長は1cm程度
ハエ目のユスリカ科に属しています。
北海道から九州まで広く分布しています。
琵琶湖、諏訪湖、霞ヶ浦など比較的大きな湖沼、ため池で発生します!
深い水底には住めないため、湖でも浅いところでの発生が多いです。
そのため、琵琶湖では、南部での発生が多いです。
蚊のように人の血を吸ったりはしません!
害虫の分類では、不快害虫と呼ばれます。
家の照明に集まったり、洗濯物や外壁にくっついて汚したり、
飲食店の食べ物に入ったりして(混入異物)困らせます。
また、成虫の死骸を吸い込むとアレルギー性の喘息を引き起こすこともあります。
琵琶湖の環境を守るビワコムシ
研究者によると、オオユスリカの幼虫は琵琶湖の底にたまった汚泥などの有機物を食べるとのことです。
汚泥の掃除をしてくれる虫ということになります!
生活排水からの有機物も餌にしている可能性も指摘されています。
また、ビワコムシ自体が鳥や蛛(クモ)などの餌(えさ)にもなっており、
環境面ではプラスの役割も果たしています。
そうは言っても、やはり、虫の処理には困ってしまいますね。
家の中に入り込んだり、玄関の周りに大量に落ちていたり・・・
掃除だけでも大変です!
掃除機を使うにしても・・・
大津市の対策は?
琵琶湖がある大津市での対策の問い合わせでは、
大津市の衛生課によると、大体的な駆除の予定は入っていないとのこと。
※根本的な駆除となると、琵琶湖に薬を散布することにもなり、生態系のことも考えるとできないのが現状のようです。
対策グッズはどこに売ってある?
ホームセンターやドラックストアに防虫剤や対策グッズが販売されていますが、
防虫ランプ、駆除ランプなど、ネットでの購入が便利かもしれません。
※下の方に対策グッズを紹介しています!
究極の対策とは?
発生する場所が分かれば、幼虫の段階で駆除できる可能性があります。
ただし、この虫は汚泥の除去など環境面ではプラスに働く面もありますので
安易に幼虫を駆除するのも考えものです。
また、琵琶湖に大量の殺虫剤を投入することも普通に考えると無理ですね。
どうしても気になる場所が特定できた場合は、
環境面への影響も考えられますので
専門の駆除業者や行政に依頼する必要があります。
(1)光(紫外線)を家の外に漏らさない
光(紫外線)に集まる習性がありますので、
家の外に光が漏れないようにすることが一つの対策になります。
遮光カーテンの利用、不要な電気を消すなどが考えられますが・・・
実際、家の外に完全に光が漏れないようにすることは困難です。
窓に紫外線遮断フィルム(防虫フィルム)を貼るのも、ある程度効果があります。
これは、夏場は節電対策にもなるので長期的に考えるとお得です。
2つご紹介します。
(2)家の中に入っていこないようにする
窓やドアを開けっ放しにすることは厳禁です。
アミドについても、細かいメッシュのものを取り付けましょう。
(3)虫がよりつきにくい防虫ランプ(防虫灯)の利用
紫外線をカットしてある蛍光灯などを防虫ランプといいます。
照明をこれに取り替えると、当然、虫は集まりにくくなります。
(4)駆除ライトの利用
これは、虫が寄り付きやすい紫外線などを出して虫を集めて駆除するライトです。
キッチン、寝室、庭、ベランダなどで使用できます。
(5)スプレー剤
当たり前すぎますが、退治するのに効果があります。
窓用のものがあります。
ガラスを曇らせずに、窓に集まった虫を駆除できます。
追加情報があれば記載します^^