目次
失調症の種類・原因・症状<まとめ>
小脳性 | 脊髄性 (後索性) |
迷路性 (前庭性) |
末梢神経性 | 前頭葉性 | |
四肢 失調 |
測定過大 (hypermetria)(+)共同運動障害 (asynergia)(+)交互反復運動の障害 (adiadochokinesis)(+) |
測定過大 (hypermetria)(+) |
(ー) | 測定過大 (hypermetria)(+)脊髄性失調に似るが、症状は軽い |
測定過大 (hypermetria)(+)共同運動障害 (asynergia)(+)交互反復運動の障害 (adiadochokinesis)(+) |
体幹 失調 |
体幹失調(+)
閉眼の影響(ー) ロンベルグ(ー) 失調性歩行 |
体幹失調(+)
閉眼の影響(+) ロンベルグ(+) 後索性歩行(視覚の代償+) |
起立歩行時の平衡障害
ロンベルグ(+) 閉眼で患側へ倒れる |
体幹失調(+)
閉眼の影響(+) ロンベルグ(+) 後索性歩行(視覚の代償+) 脊髄性失調に似るが、症状は軽い |
体幹失調(+)
ロンベルグ(+) |
小脳 症候 |
企図振戦(+)
小脳性言語(+) |
(ー) | (ー)~(+) | (ー) | (+) |
迷路 症候 |
(ー)~(+) | (ー) | 眼振(+)
めまい(+) 回転試験(+) Calolic test(+) |
(ー) | (ー) |
深部感覚障害 | (ー) | (+) | (ー) | (±) | (ー) |
表在感覚障害 | (ー) | (±)~(+) | (ー) | (+) | (ー) |
錐体路障害 | (ー) | (ー) | (ー) | (ー) | (ー)~(+) |
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ロンベルグ検査 Romberg’s test
立位保持をするのに、視覚の影響の有無をチェックする方法。
深部感覚が正常であれば、閉眼しても立位保持は可能であるが、
深部感覚障害があれば、立位保持するのに視覚の代償が必要。
そこで、閉眼させて検査を行い、判定を行うためのもの。
このテストが陽性で失調症があれば、深部感覚障害(+)
陰性で失調症があれば、小脳性の失調症が疑われる。
検査方法
被験者は手を体の側面に添え、開眼して足をそろえて立つ。
被験者が目を閉じ、そのまま実施者は一分間観察する。
陽性
被験者は開眼していれば立てる。
被験者が閉眼すると倒れる。