ハッピー低酸素症の名前の由来!新型コロナウイルスとの関連も!

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新型コロナウイルスとの関連が指摘されて話題となっているハッピー低酸素症happy hypoxiaとはどんな状態を言うのか?

また、ハッピー低酸素症の名前の由来についても調べてみました。

この、何ともラッキーそうな名前なんですが、調べるとあんまり笑えない名前であることが分かりました。

この記事では、ハッピー低酸素症の名前の由来や新型コロナウイルスとの関係についても解説しています。

 

目次

ハッピー低酸素症(happy hypoxia)とは?

英語の訳は?

happy hypoxia と言います。

happy・・幸福、幸せ

 

hypoxia・・低酸素症 

「hypo-」は、低いことを意味する医学用語です。

ちなみにhypoの逆は、「hyper-」です。

 

酸素を意味する英語は、oxygenです。

「-oxia」は、酸素を意味する接尾辞として使われます。

 

低酸素症とは?

人間は、酸素を身体に取り入れないと生きていけません。当たり前ですが、呼吸することで生命を維持しています。

呼吸することで、空気中の酸素を肺の中に入れて、そこで血液の中に酸素を浸透させて酸素を取り入れて身体組織に酸素を送り届けることで身体組織を維持しています。

少し難しい表現ですが、専門的には

呼吸には肺で行われる呼吸(外呼吸)と、肺で取り入れられた酸素を含む血液と細胞組織の間で行われる呼吸(内呼吸)の2つから成り立っています。

 

低酸素症とは、組織が低酸素の状態(組織低酸素tissue hypoxia)に陥っていることを意味します。

組織低酸素tissue hypoxiaとなる原因としては、動脈血(肺でガス交換された血液)における酸素の量が通常の場合と比較して少なくなっている状態(低酸素血症hypoxemia)や、組織における酸素の代謝障害があります。要するに、外呼吸や内呼吸に何らかの障害が生じる呼吸障害であると考えると分かりやすいと思います。

 

動脈血と静脈血について(用語解説)

動脈血とは、酸素Oを多く含んだ鮮紅色の血液のことです。
ちなみに、静脈血とは、二酸化炭素COを多く含んだ赤黒い血液のことです。

 

心臓から肺に向かう血液は、肺動脈と言います。間違い易いので一応、整理しておきますが、肺動脈の中を流れる血液は、全身の血液が戻ってきたもので、肺に向かう血液です。ですので、肺でガス交換する前の血液ということになり、肺動脈の中を流れる血液は静脈血ということになります。

一方、肺静脈(肺から心臓:左心房)は、肺でガス交換したばかりの血液が流れていますので、肺静脈の中を流れる血液は動脈血ということになります。

ちなみに、大動脈には動脈血が流れ、大静脈には静脈血が流れています。この辺は、間違いにくいと思います。

 

脱線ついでに、もう一つ確認ですが、

そもそも、血液の流れを考えた場合、

動脈は、心臓から出ていく血液が流れる血管を言います。一方、静脈は心臓へ血液を送り込む血管のことです。

低酸素症の症状

高山病などでもみられるように心拍数の増加倦怠感、手足のしびれ、吐き気などが見られますが、重症化してくると息切れ、幻覚、チアノーゼ、頭痛、意識消失などが生じ、最終的には心拍数減少して低血圧、心不全となりショック状態となってしまいます。
要するに、最初は低酸素の状態を改善させようとして、心拍数が増加して代謝を上げようとしたりしますが、組織の低酸素状態が重篤化すると間に合わなくなってしまいます。

ハッピー低酸素症の定義

低酸素の状態にあるにもかかわらず、呼吸困難(息切れ)などの症状がみられない低酸素症のことです。

パルスオキシメーターで測定すると、通常では考えられないほど低下している場合でも、本人は全く苦しくなくて、自覚症状がない症例が報告されています。

一般的に、パルスオキシメーターでの正常値は、96-99ですが、ハッピー低酸素症を呈する患者さんの測定値は70を切る値となることもあります。

 

以下の記事も参考にしてください↓↓

SPO2低下の原因は?心不全や呼吸不全で低下する理由はなぜ?

 

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ハッピー低酸素症の名前の由来

血中酸素濃度が極めて低いのに笑顔で会話できる患者がいることを、ウォールストリートジャーナル(2020年5月11日)で報告されています。

血中酸素濃度が極めて低いというのは、どのくらいかと言うと、意識消失するか臓器不全に陥るような重篤な状態に近い場合です。上記のハッピー低酸素の定義でも書いていますがパルスオキシメーターで測定すると測定値は70を切っているような状態です。医療従事者から見ると、ホントに信じられないような状態です。

 

ウォールストリートジャーナルが、このような状態を「ハッピー・ハイポキシア」いわゆる「ハッピー低酸素症」と最初にネーミングしています。

これが、ハッピー低酸素症の名前の由来です。

名前が広まったのは、この「ハッピー低酸素症」という言葉が米国の呼吸器学会の論文に発表されたことによります。

 

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ハッピー低酸素症と新型コロナとの関係

まさに、新型コロナウイルスでは、ハッピー低酸素症が生じているケースが多数報告されています。

ニュースなどでも報告されているため、疑問に思っている人も多いと思いますが、本人の自覚症状がない「ハッピー低酸素症」のために治療が遅れてしまうケースです。

芸能人、国会議員など著名人の場合も、このハッピー低酸素症が関係していると思われます。

 

自覚症状だけで判断するのではなく、ハッピー低酸素症のようなことも考える必要があります。

パルスオキシメーターの利用もその一つです。

こうなってしまったら、医療従事者が使っているようなパルスオキシメーターを利用するのも一つの手だと思います。

 

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