18回言語聴覚士国家試験 除外問題の解説(ベヴァリッジ報告について)

午前48 ヴェヴァリッジ報告の5つの巨悪で誤っているのはどれか

1.窮乏

2.疾病

3.無知

4.不潔

5.無為


採点上の取り扱い⇒採点から除外する。

理由⇒設問が不明瞭で正解が得られない為、採点対象から除外する。


 

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解説

ヴェヴァリッジ報告

社会保険および関連サービスSocial Insurance and Allied Services,Reported by William Beveridgeが正式名称で、1941年6月にイギリスで創設された社会保障制度に関する報告書です。
その報告書の作成に関わったWilliam Henry Beveridge(ウィリアム・ヘンリー・ベヴァリッジ)の名前からヴェヴァリッジ報告と呼ばれています。

この報告書で、当時のイギリスにおける問題点を5つの巨人悪(Five Giants’ Evils)に例えてあります。その5つとは、

①貧困、②疾病、③無知、④不潔、⑤怠惰

また、社会保障制度を進める上で、次の3つの前提も示されています。

①児童手当、②総合的保健・医療、③完全雇用(政策)

この報告書によって、全国民が国家によって社会保障としての権利を享受できる制度(国民最低限保障ナショナル・ミニマム)へ変換する考えが示されています。

 

答え

5. が妥当と考えられます(無為と怠惰は異なるため)

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