シベリアの永久凍土の中で眠っていた虫が
息を吹き返してニュースになっていますね。
なんせ、昨日今日、眠った虫ではなく
4万年以上前に眠った虫ですからね~!
日本でいうと4万年前は、旧石器時代ごろになります。
万が一、そのころの人類が永久凍土から
復活したとなると旧石器時代の人類が
現代社会で目を覚ますという
タイムマシンも真っ青という状況に
なります。
ちょっと話がそれましたが、
復活した虫は、線虫とのことです。
回虫じゃないか?とのコメントもネットで
上がっていましたので線虫と回虫の違いについて
調べてみました。
【驚愕】4.2万年凍りついていた虫が息を吹き返す‼︎
シベリアの永久凍土の中で約4万2000年間凍りついていた2匹の線虫を解凍したところ息を吹き返し、ペトリ皿の中で元どおりの活動を再開した。 pic.twitter.com/2m91FInIFm
— 気になる宇宙 (@Kininaruutyu) 2018年7月27日
線虫と回虫の違いとは?
線虫(Nematoda)とは?
学名は、Nematodaで、線形動物門に属する動物
の総称です。
その中には回虫・鞭虫(ぎょうちゅう)が
含まれます。
線虫の特徴
細長い体をしていて、体表に剛毛をもった
ものもあります。
無色透明をしていることが多く、体節を
もっていません。
有性生殖を主に行いますが
単為生殖を行う種類もあります。
単為生殖とは、雌単独で子を作ることが
できる場合を言います。
今回、見つかった2つの個体はメスだった
とのことです。
単為生殖ができる個体であれば、この2つから
さらに多くの個体が生まれる可能性もあります。
ちょっと想像すると、同じようなことで
古代に絶滅したヤバイ生物が復活することも
考えられますので、地球温暖化が進むと
この先、見たこともないような生物が
発生する可能性も否めないですね(^_^;)
回虫とは?
線虫の一種です(はい!)。
おわり(^_^;)
なんちゃって。
人や動物の主に小腸に寄生する寄生虫です。
雄雌は別で、長い体の両端に口と肛門
があります。その間は腸です。
スゴイシンプルで原始的なつくりです。
メスは、10万~25万個/日たまごを産みます。
成虫になるまでに、奇妙な経路をたどるため
「回虫」という名前がつけられています。
回虫が成虫になるまで【驚異の経路】
<1>成虫が小腸で卵を産みます
<2>便と一緒に体外へ出ます
<3>1カ月程度で成熟した卵となります
<4>食物などから、再び動物(人を含む)の口から胃へ
<5>卵の殻が胃液で溶かされて子虫が胃へ出て小腸へ移動
<6>小腸の壁を通って血管に入り込みます
<7>血管から肝臓に到達して、そこから肺へ移動します。
<8>肺の中を移動して気管支へ上がっていきます。
<9>気管支から出て、今度は、すぐに飲み込まれて
食道に入り込みます(気導から食道へ移動です)。
<10>食道から胃に移動して、その下の小腸へ到達します。
<11>やっと成虫になります(約3カ月)。
寿命は、約2~4年と言われています。
何と言いましょうか・・
ご苦労様です。
最初から小腸で暮らせそうですが
あえて冒険(旅行?)をする、
根性のある虫ですね。
線虫の研究とノーベル賞への道 1ミリの虫の研究がなぜ3度ノーベル賞を受賞したか [ 大島靖美 ]
永久凍土から4万2000年で息を吹き返したのは?
ですので・・
結論から言うと線虫ということになります。
そっちが、無難でしょうね。
もっとはっきりしたら
線虫の中の「・・・」みたいなことを
言われるかもしれません。
回虫のような気もしますが・・・。
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