【医学】国家試験の対策問題12問<整形外科学>PT・OT!

医療系(特にPT・OT)の整形外科学関連の問題を12問出します!

よく問われる核となる問題ですので国家試験前に確認してみてください!

 

目次

①手根管症候群で筋力低下(麻痺)しやすい筋は?

母指対立筋短母指外転筋短母指屈筋(浅頭)、第1、2虫様筋

手内筋で、正中神経支配の筋です!

正中神経支配の筋でも、手根管より上で神経支配を受ける長掌筋、橈側手根屈筋は手根管症候群は麻痺しません!!

 

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②上腕骨顆上骨折で生じやすい神経麻痺、変形、受傷機転は?

神経麻痺▶正中神経麻痺
変形▶内反肘
受賞▶肘伸展位で手をついて受傷

橈骨神経尺骨神経も障害される可能性はありますが、頻度が低いです。

 

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③関節内に結晶析出がみられる疾患は?

痛風(高尿酸血症)、偽痛風

 

④膝関節にロッキングが生じる疾患は?

半月板損傷、膝蓋骨亜脱臼、関節ネズミ、関節内腫瘍、離断性骨軟骨炎

膝にロッキングが生じると、膝関節が屈伸不能となります!

 

⑤神経性と血管性の間欠性跛行の違いは?

閉塞性動脈硬化症などの血管性は姿勢による症状の変化なし
脊柱管狭窄症などの神経性は体幹を屈曲させると症状軽減する。

 

⑥股関節脱臼を鑑別する検査名と実施方法は?

Allisサイン

仰臥位で、両膝を立てると、股関節が脱臼している側が低くなる。

 

⑦特発性骨壊死の起こりやすい部位は?

大腿骨
大腿骨顆部(特に内側)

 

⑧ギヨン管症候群で筋力低下(麻痺)する筋は?

小指外転筋小指対立筋、小指屈筋、掌側骨間筋、背側骨間筋母指内転筋短母指屈筋(深頭)、第Ⅲ、Ⅳ虫様筋

すなわち、手内筋であって、尺骨神経支配の筋です!

 

⑨腰部椎間板ヘルニアで、腱反射はなぜ亢進しないのか?

成人の脊髄がL1、2のレベルで終わっており、
腰部の椎間板ヘルニアの好発部位(L4/5、L5/S1)には脊髄がないため。

 

⑩頚部のOPLLでは、下肢の腱反射はどうなるか?

亢進する!

頸髄が障害されるため、OPLL(後縦靭帯骨化症)などで、
頸髄が障害されると、その部位以下の反射は亢進します!

 

⑪ALPはどのような場合に上昇するか?

肝、胆道疾患、骨形成疾患、悪性腫瘍などがあると

肝臓や骨でALP酵素の合成が促進される。

骨肉腫、骨成長期、骨折の修復期、甲状腺機能亢進症、副甲状腺機能亢進症、くる病、Paget病、肺癌、肝硬変などで高値となる。

 

⑫変形性関節症と関節リウマチのレントゲン所見の違いは?

変形性関節症では荷重部位に骨硬化像がみられ、
全体的に骨外縁の像がはっきりしている。
また、骨棘がみられる。

関節リウマチでは、逆に骨外縁が不明瞭で薄く、弱い印象となる。

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