WBS(ワールドビジネスサテライト)で次世代癌治療として重粒子線治療が紹介されました!
切らずに短期間で治せる次世代がん治療!
将来的には、がんで亡くなる方をゼロにすることも目指しています!
重粒子線治療に使われる器具は、日本が世界を大きくリードしていますが
今回、日本の開発会社各社が手を結んで
次世代の重粒子線治療装置の開発に乗り出すことになりました!
次世代重粒子線治療とは?
メリットは?
▶病巣をピンポイントで治療できる!
▶身体への負担が少ないため、高齢者の適応が可能!
▶通院治療が可能
▶難治性がんの治療も可能
▶治療期間が短い
ピンポイントで治療することが可能なため、正常組織をできるだけ温存させ問題のある組織のみの治療が可能です!
この装置、大きいのがネックでしたが、レーザー技術の進歩などにより従来の1/10まで小型化が可能とこのことです!
また、従来よりも重粒子線の数を増やすことでがんへの治療効果が高まることを期待されています!
重粒子線治療の病院
病院名をクリックすると詳細情報ページへジャンプします!
群馬大学医学部附属病院 重粒子線医学研究センター
治療対象疾患▶前立腺がん,肺がん,頭頸部腫瘍,肝臓がん, 骨軟部腫瘍,直腸がん術後再発, 頭蓋底腫瘍,孤立性リンパ節再発,小児骨軟部腫瘍,子宮頸がん,膵がん など (2016年4月現在)
詳細は病院のホームページへ
放射線医学総合研究所 重粒子医科学センター
治療対象疾患▶頭頸部腫瘍、頭蓋底腫瘍、非小細胞肺癌、肝細胞癌、前立腺癌、子宮癌、骨軟部腫瘍、食道癌、直腸癌術後再発、膵癌、眼腫瘍、涙腺腫瘍、腎癌、乳癌など
詳細は病院のホームページへ
神奈川県立がんセンター 重粒子線治療施設
治療対象疾患▶骨軟部腫瘍、前立腺がん、頭頸部非扁平上皮がん、頭頸部粘膜悪性黒色腫(メラノーマ)、肝細胞がん など
詳細は病院のホームページへ
兵庫県立粒子線医療センター
治療対象疾患▶小児腫瘍、頭頸部がん、頭蓋底腫瘍、肺がん、肝臓がん、前立腺がん、骨軟部腫瘍、直腸がん術後再発、膵がん、その他
詳細は病院のホームページへ
九州国際重粒子線がん治療センター
治療対象疾患▶頭頸部腫瘍、骨軟部腫瘍、直腸がん術後再発、膵がん、前立腺がん、肝臓がん、肺がん、その他
詳細は病院のホームページへ
陽子線治療の病院
公益財団法人 医用原子力技術研究振興財団のページで確認できます(こちら)▶
費用は?
(九州国際重粒子線がん治療センター資料より)
民間の保険(任意保険)では、先進医療に関する保険が多数販売されています!
当面は、任意保険が有効ですね!
切除非適応の骨軟部腫瘍については、公的医療保険の適用が2016年4月より開始されています!
自己負担が3割(7割は保険適用)です!
詳細は、各施設へ問い合わせてみてください。
その他、高額医療費制度も利用可能です!
現在のところ殆どが自己負担となっています!
近い将来、保険適用されるものと考えられます!
治療対象は?
対象疾患については、各病院のホームページを参照してください(上記)。
高度先進医療の対象疾患
頭頚部腫瘍・頭骸底・眼球の腫瘍、肺がん(非小細胞がん)、肝がん、骨・軟部腫瘍、前立腺がん部腫瘍
詳細は実施病院へお問い合わせください!
臨床試験中の対象部位
脳腫瘍、中枢神経腫瘍、食道がん、膵臓がん、子宮がん、直腸がん術後再発
詳細は実施病院へお問い合わせください!
適応条件
▶広範な全身の転移がないこと
▶過去に放射線治療を受けていない部位
▶骨軟部組織腫瘍は14歳以上であること
▶頭部腫瘍は15歳以上であること
対象外の疾患
白血病
蠕動運動(動く)を伴う臓器のがん(胃がんなど)
全身に転移のあるがん
治療時間・回数・効果は?
従来のX線やガンマ線と比較しても「がん」細胞への効果が2~3倍大きいため治療時間を短縮することができます!
治療時間は、一日に1回、照射時間は1~5分程度です
照射部位を決めたりするための準備時間を入れても30分程度です!
(九州国際重粒子線がん治療センター資料より)
九州国際重粒子線がん治療センターによる治療回数を参照すると、
肝臓がん▶2から4回の治療
肺がんⅠ期▶1から4回
肺がんⅡ期▶12回
前立腺癌▶12回
治療費用がかかりますが、魅力的ですね!