TV「元気の時間」でアンガーマネジメントを実施している介護施設が
とりあげられました。
介護や福祉の現場では、職員の価値観や考え方の違いから「こうあるべき」「こうするべき」との考えが他の職員と異なり、トラブルになりやすい傾向にあります!
それまでは、夜間コールが多く、毎年何人も離職者があった現場に
アンガーマネジメントを導入したところ
なんと離職者がゼロ0になったとのことです!
アンガーマネジメントとは?
アメリカで1970年代に始まった手法です!
アンガー(anger)とは、「怒り」のこと!
ビジネスの世界、人間関係において怒りの感情をコントロールすることができれば
より良い関係性が構築できる!
この技術がアンガーマネジメントです!
スポーツ分野や、俳優、政治家、医師、子育てなど色々な職種や状況で取り入れられています。
6秒コントロールとは?
怒りを覚えるようなことがあってからの6秒間!
その6秒間の言動は、感情的になっており
あまりよい結果と結びつきません(最悪の6秒間)。
むしろ、非建設的な言動をとることも多いことが分かっています!
この6秒間をコントロールすることが一つの鍵になります!
6秒間の感情をコントロールするには?
▶数字を数える!
▶深呼吸を何回か行う!
▶「負けないぞ!」「挑戦するものだけが成功する!」など短いフレーズを繰り返す!
▶(悪い)思考をストップさせる言葉「ストップ」、「考えるな」、「止まれ」などを思う!
▶目に入るものを細かく観察する!例えば目の前にあるモノの「色」、「形」、「材質」など
頭が爆発しそうなほどの瞬間の感情をコントロールするには、このぐらいが精一杯です!
アンガーログとは?
自分が、イライラした時などに、ノートやスマートフォンなどにその内容を記録することです。
なぜアンガーログを行うのか?
その内容を分析することで、自分自身がどんな状況になると
イライラしたり、怒りの感情を示すかを分析することができます。
その分析結果から、自分が怒りやすい状況を予め回避することが可能となります!
アンガーログの実施方法は?
記録が必要です。
手帳やスマートフォンに行います。
内容は、
1日時、2場所、3状況、4その時の感情、5怒りの強さ(1から10)
この5つをログとして記録します。
介護現場でのアンガーマネジメントのメリットは?
番組で紹介された施設での状況ですが、
残業が50%減った!
利用者への対応も良くなり夜間コールが減った!
結果、離職率が0になった!
怒りやイライラがあるとそれが伝染しますので、
怒りをコントロールするアンガーマネジメントは
介護現場や教育現場などでは特に必要ですね!
こちらでは、講習会などの情報があります!