-
横隔膜diaphragmについて(起始・停止・作用・支配神経)
【横隔膜の概要】 胸腔内に盛り上がるドーム(円蓋)状の筋.腹腔と胸腔とを分ける. 腰椎部,肋骨部,胸骨部から起こり横隔膜中央の腱膜(腱中心)に停止する. (動画リンクあります。) 横隔膜 diaphragm(動画リンク) 胸郭下口の全周から起こり腱中心... -
肋間筋、肋下筋、胸横筋、肋骨挙筋について(起始・停止・作用・支配神経)
【 深胸筋】 腹部の筋の中の、深胸筋に分類される筋群です。 浅胸筋よりも深層にあり,肋骨を動かし(胸式)呼吸に関与します.(動画リンクあります。) 1.外肋間筋(動画リンク) external intercostal muscle 肋間隙を満たす左右11対の筋で肋骨結節部か... -
肩甲挙筋、小菱形筋、大菱形筋について(起始・停止・作用・支配神経)
【肩甲挙筋、小菱形筋、大菱形筋】 僧帽筋(浅背筋の第1相)に被われ,肩甲骨の運動に関与する.(動画リンクあります。) 1. 肩甲挙筋 levator scapulae 上1/3は胸鎖乳突筋,下1/3は僧帽筋に被われる.触知は板状筋と中斜角筋の間の側方で可能. 起始 ・... -
斜角筋群、頚長筋、頭長筋、前頭直筋、外側頭直筋について(起始・停止・作用・支配神経)
【【斜角筋】】 頸部の下外側の深層にあり頸椎の横突起から上位の肋骨に付き,頸部の側屈や吸息を補助する.(動画リンクあります。) 1.前斜角筋(動画リンク) scalenus anterior 頸部の下外側で僧帽筋上部線維の前,胸鎖乳突筋の後方にある. 起... -
<解説>第50回理学療法士・作業療法士国家試験問題(50P33) アキレス腱周囲炎について
33 アキレス腱周囲炎について正しいのはどれか。 1.10~20代に多い。 2.踵補高の足底板を用いる。 3.Thompsonテスト陽性である。 4.疼痛は下腿の近位に発生することが多い。 5.過労性骨膜炎が原因となっていることが多い。 【解説】 アキレ... -
<解説>第50回理学療法士・作業療法士国家試験問題(50P34) 肘部管症候群
34 肘部管症候群を疑う所見はどれか。2つ選べ。 1.小指のしびれ 2.Froment徴候 3.Tear drop徴候 4.母指球の萎縮 5.正中神経伝導速度の低下 【解説】 肘部管は、上腕骨の内側上顆の後方にある尺骨神経溝に形成されます。肘部管症候群は、この... -
<解説>第50回理学療法士・作業療法士国家試験問題(50A33) 上腕骨骨折について
33 上腕骨骨折について正しいのはどれか。 1.顆上骨折は高齢者に多い。 2.近位部骨折は小児に多い 3.近位部骨折では外転位固定を行う。 4.骨幹部骨折では骨壊死が起こりやすい。 5.骨幹部骨折では橈骨神経麻痺が起こりやすい。 【解説】 上... -
前腕の伸筋群について(起始・停止・作用・神経)
腕橈骨筋、長橈側手根伸筋、短橈側手根伸筋、指伸筋、小指伸筋、尺側手根伸筋、回外筋、長母指外転筋、短母指伸筋、長母指伸筋、示指伸筋のまとめです。 【前腕の伸筋群とは?】 筋のある場所によって、以下の3つに分類されます。 橈側群3筋(腕橈骨筋,... -
前腕の屈筋群について(起始・停止・作用・神経)
前腕の屈筋群(円回内筋、橈側手根屈筋、長掌筋、浅指屈筋、尺側手根屈筋、深指屈筋、長母指屈筋、方形回内筋)についてのまとめです。 前腕の屈筋群には、 上腕骨の内側上顆に共通頭を持つ浅層の5筋:円回内筋,橈側手根屈筋,長掌筋,浅指屈筋,尺側... -
広頸筋、胸鎖乳突筋、舌骨上筋群、舌骨下筋群について(起始・停止・作用・神経)
浅頸筋は、最も表層の浅頸筋,外側の外側頸筋,舌骨より上の舌骨上筋群,舌骨より下の舌骨下筋群からなる. 【浅頸筋】 頸部前面の最も表層にある四角板状筋.皮筋※.(動画リンクあります。) 広頸筋(動画リンク) platysma 起始 大胸筋と三角筋の上部を...