ブログで解説!51回理学療法士国家試験問題 51P2(関節可動域測定法 ROM)

2.関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか。

51p2


目次

【解説】

1.股関節を外旋して測定しているので誤り。

 

股関節外転の関節可動域測定法>

参考可動域

45°

基本軸

両側の上前腸骨棘を結ぶ線への垂直線

移動軸

大腿中央線(上前腸骨棘膝蓋骨中心を結ぶ線)

測定肢位・注意点

背臥位で骨盤を固定する。

下肢は外旋しないようにする。

内転の場合は、反対側の下肢を屈曲挙上してその下を通して内転させる。

 

2.股関節の屈曲が90°になっておらず、また、若干外転位となったまま測定しているので誤り。

 

股関節の外旋の関節可動域測定法>

参考可動域

45°

基本軸

膝蓋骨より下した垂直線

移動軸

下腿中央線(膝蓋骨中心と足関節内外果中央を結ぶ線)

測定肢位・注意点

背臥位で、股関節膝関節を90°屈曲位にして行う。

骨盤の代償を少なくする。

 

3.膝関節を伸展位で測定しているので誤り。

 

足関節の背屈(伸展)の関節可動域測定法>

参考可動域

20°

基本軸

腓骨への垂直線

移動軸

第5中足骨

測定肢位・注意点

膝関節屈曲位で行う。

 

4.正しい

足関節の内がえしの関節可動域測定法>

参考可動域

30°

基本軸

下腿軸への垂直線

移動軸

足底面

測定肢位・注意点

膝関節屈曲位で行う。

 

5.左股関節の屈曲がみられ、骨盤の固定がなされていないため誤り。

そのため、骨盤の代償がみられる。

 

股関節の屈曲の関節可動域測定法>

参考可動域

125°

基本軸

体幹と平行な線

移動軸

大腿骨(大転子と大腿骨外顆の中心を結ぶ線)

測定肢位・注意点

骨盤と脊柱を固定する。

屈曲は背臥位、膝屈曲位で行う。

伸展は腹臥位、膝伸展位で行う。

 

答え

4.足部内がえし

Sponsored Link
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次