解説! 第45回理学療法士国家試験(45A51) 骨の種類について

51 骨の種類で正しいのはどれか。2つ選べ。

1.腸骨は扁平骨である。

2.肩甲骨は短骨である。

3.膝蓋骨は短骨である。

4.手根骨は種子骨である。

5.中足骨は長管骨である。

 

目次

【解説】

扁平骨

薄く平らな形状の骨です。

例)肩甲骨胸骨腸骨,頭頂骨,肋骨などです。

 

短骨

短い骨で、長(管)骨とは異なり、骨端と骨幹を区別できない骨です。

例)手根骨足根骨などです。

 

種子骨

出生後,関節を越える腱の特定の部分などに規則的に形成されます。

例)膝蓋骨(人体で最大の種子骨),豆状骨,第1中手骨頭の掌側,第1中足骨頭の底側などです。

 

長管骨

管状骨であり,縦に長く2つの骨端と1つの骨幹を区別できます。

骨端は,長(管)骨の端のややふくれた部分で二次骨化中心から発達したものです。

ここが関節面となる場合,関節軟骨がその表面を被います。

骨端軟骨は成長期の骨端と骨幹の間にある板状の硝子軟骨です。

骨幹は,固い皮質骨(緻密骨)に囲まれた中央部で海綿骨は殆どありません。

骨幹端は骨端軟骨に接する骨幹の端の部分で骨端には含まれません。

例)大腿骨上腕骨鎖骨脛骨腓骨,中手骨、中足骨など

 

不規則骨は?

長(管)骨,短骨,扁平骨に属さない骨です.

例)椎骨,仙骨尾骨,側頭骨,蝶形骨,篩骨,頰骨,上顎骨,下顎骨,口蓋,下鼻甲介,舌骨

 

骨の形状分類については、まとめています。

 

答え

1(腸骨:扁平骨)、5(中足骨:長管骨)

 

ちなみに、

2:肩甲骨は、扁平骨

3:膝蓋骨は、種子骨

4:手根骨は、短骨

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