肋間筋、肋下筋、胸横筋、肋骨挙筋について(起始・停止・作用・支配神経)

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 深胸筋

腹部の筋の中の、深胸筋に分類される筋群です。
浅胸筋よりも深層にあり,肋骨を動かし(胸式)呼吸に関与します.(動画リンクあります。)

1.外肋間筋(動画リンク)
external intercostal muscle

肋間隙を満たす左右11対の筋で肋骨結節部から肋硬骨が肋軟骨に移行する付近まである(それより前方は外肋間膜が張る).
起始部から斜め前方に下り外腹斜筋と同じ走行(内肋間筋の走行とは直交)で多量の腱線維を混じ背部は内側上方から外側下方,胸部は外側上方から内側下方へ下り停止する.
起始 上の肋骨外面の下縁
停止 下の肋骨の上縁
作用 ・肋骨挙上(吸息)
・肋間隙の緊張保持
髄節 T1~11
神経 肋間神経(胸神経前枝)
 

2.内肋間筋(動画リンク)
internal intercostal muscle

外肋間筋よりも深層で肋骨角から胸骨までの範囲にある左右11対の筋(肋骨角から後方は内肋間膜が張る).
内腹斜筋と同じ走行(外肋間筋の走行とは直交)で後下方から前上方に上がり停止する.下部2個はしばしば内腹斜筋に続く.
起始 下の肋骨の上縁および内面
停止 上の肋骨の下縁および内面の
・肋骨溝の上縁
作用 ・肋骨引き下げ(呼息)
※前部線維は吸息時に筋活動が認められるがそのメカニズムは十分に解明されていない.
髄節 T1~11
神経 肋間神経(胸神経前枝)
 

3.最内肋間筋(動画リンク)
innermost intercostal muscle

内肋間筋がその中を走る肋間動脈,肋間静脈,肋間神経により浅層と深層に分けられるときの深層部.(内肋間筋の一部とも考えられます。)

4.肋下筋(動画リンク)
subcostales

(最)内肋間筋の後部の筋束が1~2個の肋骨を越えて付く筋.胸郭の後外側(肋骨角付近)にあり通常,胸郭の下部で発達する.
作用 ・肋骨引き下げ
(呼息)
髄節 T4~11
神経 肋間神経(胸神経前枝)
 

5.胸横筋(動画リンク)
transversus thoracis

前胸壁後面(内面)にある.

kyououkin
 
起始 胸骨(胸骨体下部と剣状突起の後面)
停止 第2~6肋軟骨下縁
作用 ・肋骨引き下げ
(呼息)
髄節 T2~6
神経 肋間神経(胸神経前枝)
 

6.肋骨挙筋
levatores costarum

椎骨と肋骨を結ぶ.
起始 ・C7~T11横突起

腸肋筋,最長筋に被われ,斜め外下方に下る.
停止 肋骨の上縁で
・肋骨結節と肋骨角の間(短肋骨挙筋は直下,長肋骨挙筋はさらに一つ下位)に広がる
作用 ・肋骨挙上(吸息)
・胸椎伸展の補助
髄節 C8,T1~11
神経 脊髄神経後枝の外側枝
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外肋間筋と内肋間筋の走行と作用の模型(右胸郭)

ACが内肋間筋の走行、ABが外肋間筋の走行。

ABが短くなる(収縮する)と胸骨が挙上させ吸息に作用します。

ACが短くなる(収縮する)と胸骨が下げて呼息に作用します。

 

肋間筋の作用1-2

外肋間筋の作用(ABが短くなる)による胸骨の挙上(吸息)の状態




 

肋間筋の作用2-1

安静時の状態




 

肋間筋の作用3-1

内肋間筋の収縮(ACが短くなる)による胸骨が下がった(呼息)状態

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ABOUTこの記事をかいた人

医療関係者のコウです! 日本在住です。 英語を使えるようになったり、パソコンを組み立てたり、木工を作ったりと何かと作ることが好きです。 仕事にも関係のある健康や人体の構造(解剖学)についても興味があります。 新しいものが好きで、人が知らないトレンドを発見したりすると他の人にも教えたくなってしまいます。 その他、車で旅行に行くことも好きです。 まだ行ったことのない高速道路のSAは格好の好物です! ブログを運営している理由は、とにかく、やりたいことを好きなだけやれるようになるためにはじめました! ただ今、ブログリニューアル中です! 気になったことは何でも書いていきますので応援よろしくお願いします。