骨、骨膜、軟骨、骨質、骨髄について

骨の構造、組成について、まとめています。


Bone

 

結合組織の一つで骨の細胞骨基質bone matrixからなる.

成人における骨の数

成人では頭蓋骨23,頸椎7,胸椎12,腰椎5,仙骨1,尾骨1,肋骨24,胸骨1,上肢骨64,下肢骨62の計200(耳小骨を加えると206)あります.

One of the connective tissue in the consist of bone cells and bone matrix. Skull 23 adults, cervical 7, thoracic 12, lumbar 5, sacral 1, coccyx 1, ribs 24, sternum 1, upper limb bone 64, lower limb bone 62.
Bone, there are 200 in total, and are 206 Including the ear ossicles.

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◆骨の細胞

以下の4つがある.

1)骨原性細胞

骨芽細胞に分化する前の細胞.

2)骨芽細胞

骨髄の造血幹細胞から分化し骨をつくる細胞.骨の表面にある.

3)骨細胞

骨芽細胞からつくられる細胞.

4)破骨細胞

骨髄の造血幹細胞から分化し骨を溶かす酵素を分泌する.

◆骨基質

有機成分の膠原線維,無機成分のリン酸カルシウム,水酸化カルシウム,ハイドロキシアパタイト,ナトリウム,マグネシウム,フッ素などからなる.

結合組織connective tissueとは?
The connective tissue?

中胚葉由来の線維性組織.

臓器の支持部,骨,軟骨,筋膜,腱膜,腱,靱帯,血球の壁などにあり上皮組織,筋組織,神経組織,結合組織同士を結合させる.

血液と比較すると,骨の細胞が血球,骨基質が血漿となる. 

Fibrous tissue derived from mesoderm. Supporting portion of the organ, bone, cartilage, fascia, aponeurosis, tendon, ligament, etc. There epithelial tissue wall of the blood cells, muscle tissue, nerve tissue, coupling the connective tissue together. Compared to the blood, bone cells are blood cells, bone matrix becomes plasma.

 

骨の構成

骨は1.骨膜periosteum,2.軟骨cartilage,3.骨質bone substance,4.骨髄bone marrowから構成される.

骨の表面には1個~数個の栄養孔nutrient foramenとそこから骨の内部に続く栄養管nutrient canalがある.

栄養管には栄養動脈nutrient arteryや静脈が通り髄腔につながっている.

骨の表面は骨膜で被われ,緻密骨(緻密質)海綿骨(海綿質)の順で深部に続く.

Bone is composed of a periosteum cartilage bone and bone marrow. On the surface of the bone there is a nutrient canal that follows from there one to a few nutrient canal inside the bone. Nutrient artery and vein are connected as the medullary canal in the nutrient canal. The surface of the bone is covered with periosteum and continues deep in the order of spongy bone to the next of compact bone.

 

1.骨膜 periosteum

骨の表面(※関節面,腱や靱帯の付着部を除く)を包む2層の薄い線維性の膜.

骨の太さの成長に関わり神経や血管に富み,成人になっても骨の修復作用に関わる.

下(深層)の骨質とはシャーピー線維Sharpey’s fiberで強力に結合する.

Periosteum, thin fibrous membrane of two layers of wrapping the surface of the bone (※ except the attachment portion of the articular surface and the tendons and ligaments).

Periosteum is rich in nerves and blood vessels involved in the growth of the thickness of the bone, and even when the adults involved in the repair action of the bone. Periosteum, strongly bound in bone substance and Sharpey fibers located in the deep than the periosteum.

 

2.軟骨 cartilage

軟骨細胞chondrocytesと細胞外基質extracellular matrix(硬度を維持するコラーゲン,水分保持作用のプロテオグリカン,ヒアルロン酸などが主成分の線維状や網目状の構造体)からなる。

通常,神経や血管,リンパ管はない

弾性および柔軟性がある結合組織で,硝子軟骨hyaline cartilage,弾性軟骨,線維軟骨に分類される.

Cartilage is composed of chondrocytes and extracellular matrix. Usually, there is no nerves and blood vessels and lymph vessels.
Extracellular matrix, collagen to maintain hardness, such as constituted by proteoglycans and hyaluronic acid with water retention actionExtracellular matrix is a fibrous or reticulated structure.
Cartilage is a connective tissue that has elasticity and flexibility, are classified as hyaline cartilage elastic cartilage and fibrocartilage.

 

■硝子軟骨hyaline cartilage

type IIコラーゲンを多く含む.硝子軟骨の表面(関節軟骨articular cartilageを除く)は厚い結合組織の層(軟骨膜perichondrium)で被われて青みを帯び軟骨の修復や成長を行う.

胎児の骨格の大部分は硝子軟骨であり,成長とともにゆっくりと骨へ置き換わる(置き換わる時期は骨により異なる).

その他,関節軟骨,気道の軟骨,肋軟骨,成長期の骨端軟骨にある.

1)骨端軟骨epiphysial cartilage
(=骨端板,骨端軟骨板,成長板)

骨端と骨幹の間にある板状の硝子軟骨.骨が完成(骨端線が形成)するまで骨の長さの成長に関係.骨の完成時期は骨により異なる.

2)関節軟骨articular cartilage

0.5~4㎜の厚さで関節表面を被う硝子軟骨.その摩擦係数は0.001~0.006で潤滑性が高いが自然修復能力は極めて低い.

 

■弾性軟骨
(=黄色軟骨yellow cartilage )

エラスチンelastin fibersを多く含み柔軟性がある.

黄色みを帯び黄色軟骨という.

耳介,耳管,喉頭蓋にある.

■線維軟骨fibrocartilage

type I コラーゲンcollagenを多く含む堅固な軟骨でプロテオグリカンの含有量は少ない.

力学的負荷がかかる部位にある.

腱や靱帯の付着部,特定の関節(顎関節,肩鎖関節,胸鎖関節),関節円板,関節半月,恥骨間円板,線維輪にある.

 

3.骨質 bone substance

表層にある緻密骨,深層にある海綿骨からなる.

 

 

緻密骨compact bone
(=緻密質;皮質骨)

 

象牙様で固く強度がある.

骨の表層にあり骨幹部で厚く骨端部で薄い.

関節軟骨の下(深層)も緻密骨が薄い皮質となって被う.

ハバース管Haversian canal

縦へ走る小管で栄養血管を通す.

フォルクマン管Volkmann canal

横へ走る小管で栄養血管nutrient vesselを通し,ハバース管同士やハバース管と骨表面とを結ぶ.

 

海綿骨spongy bone
(=海綿質)

緻密骨よりも内部にあり骨梁trabeculaを形成する.

骨梁は,荷重(力学的負荷)方向に関連した網目状や線状の構造で,その間隙は骨髄で満たされる.

骨端部や椎骨の椎体、踵骨なども海綿骨で形成される。

髄腔medullary cavities

海綿骨よりさらに内部の間隙で長(管)骨にある(成人の鎖骨は例外で髄腔がない).

 

4.骨髄 bone marrow

海綿骨の間隙と髄腔medullary cavitiesを満たす柔らかいパルプ状の細網組織で赤色骨髄と黄色骨髄がある.

赤色骨髄red bone marrow

造血機能がある骨髄.

5歳頃までは全ての骨髄が赤色骨髄である.

成人では,脊椎,腸骨,胸骨,肋骨,長管骨の近位端にある.

 

黄色骨髄yellow bone marrow

造血機能が終わった赤色骨髄が脂肪組織(黄色に見える)へ徐々に置き換わったもの.

 

赤血球の産生

腎臓の近位尿細管周囲の線維芽細胞から分泌されるホルモン(エリスロポエチン)が骨髄に働きかけることでなされる.

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医療関係者のコウです! 日本在住です。 英語を使えるようになったり、パソコンを組み立てたり、木工を作ったりと何かと作ることが好きです。 仕事にも関係のある健康や人体の構造(解剖学)についても興味があります。 新しいものが好きで、人が知らないトレンドを発見したりすると他の人にも教えたくなってしまいます。 その他、車で旅行に行くことも好きです。 まだ行ったことのない高速道路のSAは格好の好物です! ブログを運営している理由は、とにかく、やりたいことを好きなだけやれるようになるためにはじめました! ただ今、ブログリニューアル中です! 気になったことは何でも書いていきますので応援よろしくお願いします。