anatomy of Hip bone 寛骨について(用語、名称、写真)

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 寛骨Hip bone (Innominate bone;無名骨)

腸骨,坐骨,恥骨が骨結合した扁平骨で自由下肢骨を胴の骨に結合させる帯(おび)の役目をする.
22~25歳頃に骨結合し,それまではY字軟骨で軟骨結合する.
左右の寛骨は後方の仙骨,尾骨とともに骨盤を構成し前方は恥骨結合,後方は左右の仙腸関節で連結する.

Hipbone is a flat bone that ilium, ischium and pubic bone is bone attachment. Hipbone is the role of the band to join the free part of lower limbs to the bone of the body.It is osseointegration from 22 to around 25 years old, until it is cartilage joined by Y-shaped cartilage. Hipbone on the left and right, behind the sacrum, front constitutes the pelvis with coccyx pubic symphysis, backward to connect the left and right sacroiliac joint.

寛骨1
1寛骨 2寛骨 臼 3月状面 4寛骨臼窩 5寛骨臼切痕 6閉鎖孔 7閉鎖溝 8腸骨体 9腸骨翼 10腸骨窩 11仙骨盤面 12耳状面 13腸骨粗面 14殿筋面  15後殿筋線 16前殿筋線 17下殿筋線 18腸骨稜 19外唇 19-1 腸骨結節 20中間線 21内唇 22ヤコビー線 23上前腸骨棘 24下前腸骨棘 25上後腸骨棘 26下後腸骨棘 27大坐骨切痕 28坐骨体 29 坐骨棘 30小坐骨切痕 31坐骨枝 32坐骨上枝 33坐骨下枝 34坐骨結節 35恥骨体 36腸恥隆起 37恥骨枝 38恥骨上枝 39恥骨櫛  40恥骨結節 41恥骨稜 42恥骨下枝

寛骨2

1寛骨 2寛骨臼 3月状面 4寛骨臼窩 5寛骨臼切痕 6閉鎖孔 7閉鎖溝 8腸骨体 9腸骨翼 10腸骨窩 11仙骨盤面 12耳状面 13腸骨粗面 14殿筋面 15後殿筋線 16前殿筋線 17下殿筋線 18腸骨稜 19外唇 19-1 腸骨結節 20中間線 21内唇 22ヤコビー線 23上前腸骨棘 24下前腸骨棘 25上後腸骨棘 26下後腸骨棘 27大坐骨切痕 28坐骨体 29坐骨棘 30小坐骨切痕 31坐骨枝 32坐骨上枝 33坐骨下枝 34坐骨結節 35恥骨体 36腸恥隆起 37恥骨枝 38恥骨上枝 39恥骨櫛 40恥骨結節 41恥骨稜 42恥骨下枝

寛骨3
1寛骨 2寛骨 臼 3月状面 4寛骨臼窩 5寛骨臼切痕 6閉鎖孔 7閉鎖溝 8腸骨体 9腸骨翼 10腸骨窩 10a弓状線 11仙骨盤面 12耳状面 13腸骨粗面 14殿筋面  15後殿筋線 16前殿筋線 17下殿筋線 18腸骨稜 19外唇 19-1 腸骨結節 20中間線 21内唇 22ヤコビー線 23上前腸骨棘 24下前腸骨棘 25上後腸骨棘 26下後腸骨棘 27大坐骨切痕 28坐骨体 29 坐骨棘 30小坐骨切痕 31坐骨枝 32坐骨上枝 33坐骨下枝 34坐骨結節 35恥骨体 36腸恥隆起 37恥骨枝 38恥骨上枝 39恥骨櫛  40恥骨結節 41恥骨稜 42恥骨下枝

key words

1寛骨hip bone (= innominate bone)

腸骨ileum

恥骨pubis

坐骨ischium

2寛骨臼acetabulum

股関節hip joint

3月状面lunate surface

4寛骨臼窩acetabular fossa

5寛骨臼切痕acetabular notch

大腿骨頭靱帯ligament of head of femur

寛骨臼横靱帯transverse acetabular ligament

6閉鎖孔obturator foramen

7閉鎖溝obturator groove

 

寛骨臼

寛骨の外側面にある臼状の窪みで大腿骨頭をその中に入れ股関節をつくる.

腸骨,坐骨,恥骨がY字軟骨で結合する部位.上縁に大腿直筋(大腿神経)が付く.

 

月状面

大腿骨頭との直接の関節面.

寛骨臼内の辺縁部にあり逆U字形をしている.

 

寛骨臼窩

関節面(月状面)に囲まれた中央部の窪み.

クッション性の脂肪で満たされる.

 

寛骨臼切痕

関節面(月状面)が途切れる寛骨臼の下縁部分で大腿骨頭靱帯が付く.

その上を被うように寛骨臼横靱帯が張り,その下を閉鎖動脈,閉鎖静脈の枝が通る(⇒靱帯学).

 

閉鎖孔

寛骨臼の下方で恥骨と坐骨に囲まれる楕円形や三角形となる大きな孔.

外縁に外閉鎖筋(仙骨神経叢),内縁に内閉鎖筋(閉鎖神経)が付く.

閉鎖溝閉鎖孔の前上方に形成される溝(⇒恥骨).

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1.腸骨 Ilium

 

寛骨臼より上部の幅広い扁平骨.
腸骨体と腸骨翼に分ける.

key words

8腸骨体body of ilium

2寛骨臼acetabulum

9腸骨翼ala of ilium(wing of ilium)

10腸骨窩iliac fossa

腸骨筋iliacus

a弓状線arcuate line

分界線linea terminalis

11仙骨盤面sacropelvic surface of ilium

12耳状面auricular surface

仙腸関節sacroiliac joint

13腸骨粗面iliac tuberosity

14殿筋面gluteal surface

15後殿筋線posterior gluteal line

16前殿筋線anterior gluteal line

17下殿筋線inferior gluteal line

18腸骨稜iliac crest

19外唇outer lip

19-1 腸骨結節tubercle of iliac crest

20中間線intermediate line

21内唇inner lip

22ヤコビー線Jacoby’s line

23上前腸骨棘anterior superior iliac spine(ASIS)

24下前腸骨棘anterior inferior iliac spine(AIIS)

25上後腸骨棘posterior superior iliac spine(PSIS)

ヴィーナスのえくぼdimples of Venus

26下後腸骨棘posterior inferior iliac spine(PIIS)

27大坐骨切痕greater sciatic notch

 

腸骨体

恥骨,坐骨との癒合部分で寛骨臼の上方2/5を占める.

 

腸骨翼

腸骨体から上方に広がる扁平部.内面(腸骨窩,仙骨盤面),外面(殿筋面),前縁,後縁,上縁,下縁に区分する.

 

腸骨窩

腸骨翼の内側の前方2/3で腸骨筋(大腿神経)の起始部.

腸骨体とは弓状線で分けられる.

弓状線は腸骨の内側で耳状面の前縁から恥骨の上縁までの丘陵部分で大骨盤と小骨盤を分ける分界線の一部(⇒骨盤).

 

仙骨盤面

耳状面と腸骨粗面を含む腸骨翼の内側の後方1/3.

耳状面は腸骨窩の後方にあるL字状の不規則な関節面.

仙骨の耳状面とともに仙腸関節をつくる.

腸骨粗面は耳状面の後上方にある粗面で骨間仙腸靱帯が付く.

 

殿筋面

腸骨翼の外側面.大殿筋(下殿神経),中殿筋(上殿神経),小殿筋(上殿神経)が付きその間に線状の隆起部(後殿筋線,前殿筋線,下殿筋線)が形成される.

 

・後殿筋線

最も後方にあり,後上方から前下方へ短く走り中殿筋と大殿筋の付着部の間に形成

 

・前殿筋線

前上方から後下方へ長く走り小殿筋と中殿筋の付着部の間に形成

 

・下殿筋線

寛骨臼の上方に後方から前方に短く走り小殿筋の付着部の下方に形成

 

上縁

長く,カーブした腸骨翼の上縁部分(腸骨稜).

外側から外唇,中間線,内唇という隆起線があり体幹や下肢の筋が付く.

外唇の前方部分に大腿筋膜張筋(上殿神経),前方半分に外腹斜筋(肋間神経),後方部分に広背筋(胸背神経),

中間線には内腹斜筋(肋間神経,腸骨下腹,腸骨鼠径),

内唇には腹横筋(肋間神経,腸骨下腹,腸骨鼠径),腰方形筋(腰神経叢),脊柱起立筋(脊髄神経)が付く.

上前腸骨棘の約5㎝(4横指)後方で外唇が外側に突出した腸骨結節は腸脛靱帯の起始部であり容易に触知できる.

 

左右の腸骨稜の上縁を結ぶ線(ヤコビー線)はL4/5棘突起間またはL4棘突起上を通る.

 

前縁

腸骨稜前端は大きく突出した上前腸骨棘ASISがあり皮下直下で触知できる.

ここから前縁が始まり鼠径靱帯,縫工筋(大腿神経),大腿筋膜張筋(上殿神経)が付く.

その下の小隆起(下前腸骨棘AIIS)には大腿直筋(大腿神経),腸骨筋(大腿神経),Y靱帯(腸骨大腿靱帯)が付く.

 

後縁

腸骨稜の後端(上後腸骨棘PSIS)は突出し,仙結節靱帯,後仙腸靱帯が付く.

ここから後縁が始まり皮下直下で触知できる.

 

PSISに皮膚の一部が付き,えくぼ様の窪み(ヴィーナスのえくぼ)が観察できる場合がある.

左右のPSISを結んだ線はS2棘突起を通りクモ膜下腔の最下端部の高さにあたる.

通常,立位ではPSISの位置はASISよりも約2横指高い.

下後腸骨棘PIISは上後腸骨棘のすぐ下にあり仙結節靱帯の一部が付く.

 

下縁

上後腸骨棘PSISよりも下方をいう.

大坐骨切痕は下後腸骨棘と坐骨棘の間の陥凹部で仙棘靱帯と仙結節靱帯に囲まれて大坐骨孔となる.

大坐骨孔はその中を通る梨状筋によって梨状筋上孔と梨状筋下孔に分けられる.

 


 

2.坐骨 Ischium

 

寛骨臼の後下方にあり閉鎖孔を後方と下方から囲む.

坐骨体と坐骨枝に区分する.

key words

28坐骨体body of ischium

2寛骨臼acetabulum

29坐骨棘ischial spine

27大坐骨切痕 greater sciatic notch

30小坐骨切痕lesser sciatic notch

31坐骨枝ramus of ischium

32坐骨上枝superior ramus of ischium

33坐骨下枝inferior ramus of ischium

34坐骨結節ischial tuberosity

 

坐骨体

 

寛骨臼後方の2/5を占め,厚みがあり,腸骨および恥骨と骨結合して寛骨臼を形成.

 

坐骨棘

寛骨臼の下縁の高さで坐骨体の後縁から後方に突き出た部分.

上方の深くて大きい陥凹部分が大坐骨切痕,下方の浅い陥凹部分が小坐骨切痕.

仙棘靱帯,上双子筋(仙骨N叢),尾骨筋(仙骨N叢)が付く.

 

坐骨枝

 

坐骨上枝と坐骨下枝からなる.

 

坐骨上枝

坐骨結節から寛骨臼に続く部分.

 

坐骨下枝

坐骨結節から恥骨下枝までの間(坐骨枝とも表記されることがある).

 

坐骨結節

坐骨上枝と坐骨下枝の間の長楕円形の隆起部.

坐位での体重支持部.仙結節靱帯,大内転筋(閉鎖神経,坐骨神経),大腿二頭筋(坐骨神経)の長頭,半腱様筋(坐骨神経),半膜様筋(坐骨神経),大腿方形筋(仙骨N叢),下双子筋(仙骨N叢)が付く.

 


 

3.恥骨 Pubis

 

寛骨臼の前下方にあり閉鎖孔の前半分を囲む屈曲した骨.

恥骨体と恥骨枝に区分する.

key words

35恥骨体body of pubis

2寛骨臼acetabulum

6閉鎖孔obturator foramen

36腸恥隆起iliopubic eminence

37恥骨枝pubic ramus

38恥骨上枝superior pubic ramus

39恥骨櫛pecten pubis

40恥骨結節pubic tubercle

41恥骨稜pubic crest

6閉鎖孔obturator foramen

 7閉鎖溝obturator groove

42恥骨下枝inferior pubic ramus

 

恥骨体

寛骨臼の前方1/3を占める肥大部.

閉鎖孔の前縁をつくる.

恥骨上枝が前下方につづく.

 

腸恥隆起

腸骨との移行部にある高まりで恥骨上枝の上端部.腸骨筋膜の一部,恥骨大腿靱帯,小腰筋(腰神経叢)が付く.

 

恥骨枝

恥骨上枝と恥骨下枝からなる.

 

恥骨上枝

恥骨体から恥骨結合(左右の寛骨が合する恥骨の前方部分)までの間.

恥骨櫛

恥骨結節から腸恥隆起につづく恥骨上枝の上縁部分で恥骨筋が付く.

恥骨結節

恥骨結合の上部,約2㎝ 外側にあり鼠径靱帯,腹直筋(肋間神経),長内転筋(閉鎖神経)が付く.

恥骨稜

恥骨結節から恥骨結合面の上縁につづく稜線で白線,腹直筋(肋間神経),外腹斜筋(肋間神経),内腹斜筋(肋間神経,腸骨下腹,腸骨鼠径)の一部が付く.

閉鎖溝

恥骨上枝の内側下面にある浅い骨溝で閉鎖孔の前上方にある.

ここが閉鎖管の上壁をつくる.(注:閉鎖孔と閉鎖溝.)

 

恥骨下枝

恥骨上枝と坐骨下枝の間で閉鎖孔下縁の前半部.薄筋(閉鎖神経),短内転筋(閉鎖神経),大内転筋(閉鎖神経,坐骨神経)が付く.

 


 

寛骨に付く筋とその付着部

寛骨に付く筋 寛骨の付着部
外腹斜筋 (外唇) 腸骨稜
内腹斜筋 (中間線)
腹横筋 (内唇)
腰方形筋 腸骨稜の内唇~後縁
広背筋
腸肋筋 脊柱起立筋
最長筋
棘筋
大殿筋 後殿筋線の後方 腸骨翼の外面
中殿筋 前および後殿筋線の間,

腸骨稜(外唇)

小殿筋 前および下殿筋線の間
大腿筋膜張筋 上前腸骨棘
縫工筋
腸骨筋 腸骨窩全体 下前腸骨棘
大腿直筋 寛骨臼の上縁
外閉鎖筋 閉鎖孔の縁,閉鎖膜の外面
梨状筋 大坐骨切痕の上縁後方
尾骨筋 坐骨棘
上双子筋
内閉鎖筋 閉鎖孔の縁,閉鎖膜の内面
下双子筋 坐骨結節 坐骨結節

 

大腿方形筋
半腱様筋
大腿二頭筋(長頭)
半膜様筋
大内転筋 坐骨枝,恥骨下枝
恥骨筋 恥骨櫛
腹直筋 恥骨結節と恥骨結合の間
錐体筋 恥骨結節,恥骨結合
長内転筋 恥骨結節の下方
薄筋 恥骨結合の外側
短内転筋 恥骨下枝の下部

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医療関係者のコウです! 日本在住です。 英語を使えるようになったり、パソコンを組み立てたり、木工を作ったりと何かと作ることが好きです。 仕事にも関係のある健康や人体の構造(解剖学)についても興味があります。 新しいものが好きで、人が知らないトレンドを発見したりすると他の人にも教えたくなってしまいます。 その他、車で旅行に行くことも好きです。 まだ行ったことのない高速道路のSAは格好の好物です! ブログを運営している理由は、とにかく、やりたいことを好きなだけやれるようになるためにはじめました! ただ今、ブログリニューアル中です! 気になったことは何でも書いていきますので応援よろしくお願いします。